スマホのワイヤレス充電で電気代が増加? 消費電力を比較し検証


[公開日:2020/08/07]

iPhone修理・iPad修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。

 

ワイヤレス充電は、スマホを充電パッドの上に乗せるだけで充電が行える画期的な技術であり、昨今発売されるスマホには必ずと言っていいほどワイヤレス充電機能が搭載されています。

当たり前になりつつあるワイヤレス充電ですが、「ケーブル充電に比べて必要な消費電力が約47%も多い」とする検証結果が、テック系メディアサイトOneZeroから報じられています。

 

 

ワイヤレス充電で消費電力が増加…電気代などへの影響は?

スマートフォンにケーブルを接続することなく充電が行えるワイヤレス充電は、その便利さから急速に普及していきました。

Appleの発売するiPhoneシリーズにおいても、2017年発売のiPhone 8からワイヤレス充電に対応しており、さらには近い将来iPhoneからケーブルの接続端子をなくし、完全ワイヤレス仕様にするという噂すらされています。

 

このようにスマホメーカーが利用を推奨しているワイヤレス充電ですが、ケーブル充電に比べてより多くの消費電力が必要とされることが明らかになりました。

 

 

話題のデバイスをいち早く分解することで有名なiFixit監修の元、OneZeroが行った検証では、Google Pixel 4を複数のワイヤレス充電器と充電ケーブル・アダプタで充電を行い、電力計を使用して平均消費電力を測定しています。

この検証の結果、ワイヤレス充電は充電ケーブルよりも平均で約47%多く電力を消費することが明らかになりました。

 

充電ケーブルを使用して完全放電された状態から100%まで充電を行うのに平均14.26ワット時(Wh)かかったのに対し、ワイヤレス充電では平均21.01ワット時(Wh)と、47%ほど多くの電力を消費していることが判ります。

同じ容量のバッテリーを充電するのに消費電力が異なっているのは、その分ワイヤレス充電では電力のロスが発生しているということです。

ワイヤレス充電では、ケーブル充電に比べてスマホに高い負荷がかかり、発熱が起こることで余分に電力を消費していたようです。

 

スマホを置く位置によっても消費電力に変化 最大で80%増

OneZeroの検証によると、ワイヤレス充電器の上にスマホを置く位置によっても消費電力が大きく変化することが判りました。

正しい位置にスマホが置かれなかった場合、25.62ワット時と平均的な充電ケーブルより80%も多い電力を消費したといいます。

それだけではなく、全く充電が行われなかった例も見られたとのことです。

 

また、ワイヤレス充電器はスマホを充電していない間、つまりコンセントなどの電源に接続している限り、常に電力を消費しているようです。

一つ一つの待機電力は微量とのことですが、複数のワイヤレス充電器を利用している家庭やオフィスなどでは、無視できない電力消費になる可能性があります。

 

 

ワイヤレス充電、電気代への影響は微量ながら社会的な問題になる可能性も

ワイヤレス充電とケーブル充電の消費電力の差は、1台1回あたりでは1つのLED電球を数時間点けたときと同程度であり、個人レベルでは無視できるものだと言います。

しかしながら、iFixitのCEO、Kyle Wiens氏は「ワイヤレス充電のさらなる普及によって人口全体がワイヤレス充電を使用した場合、社会全体の電力消費量は非常に大きくなる」と懸念を示しました。

また同氏は、「35億台のスマートフォンを充電するのに約73基の火力発電所を1日稼働させる必要がある。これらが全てワイヤレス充電で充電効率が50%しかなかった場合、発電所の数を2倍にする必要がある」と付け足しています。

もちろんこれらは大まかな数字でしかありませんが、現状の電力効率の悪いワイヤレス充電の仕様では、完全ワイヤレス充電のスマートフォンの発売を待つ必要がある、とOneZeroは述べています。

 

ワイヤレス充電のこれ以上の普及には、電力効率の向上や、スマホを置く位置による充電のムラを改善する必要がありそうです。

source:OneZero

Photo:PAKUTASO

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