『AnTuTu Benchmark』は、有名なベンチマークアプリです。ベンチマークとは、コンピューターに複雑な処理を実行させて速度を測る、性能テストのことです。このアプリは数ある測定アプリの中でも機能が多く、人気の高いアプリケーションとなっております。本アプリで測定した人同士で談笑をするなんてコアなこともできちゃいます。
詳しく解説していきます。スマホやタブレット等と言ったデバイスの標準的なベンチマークとして使用されています。AnTuTuベンチマークは北京市の朝陽区に拠点を置く企業「安兔兔」 が開発しました。安兔兔は中国の起業家Shào Yīng (邵英)とLiáng Bīn (梁斌)が共同で創業しました。
iPhone12/12Proは10月23日に発売されましたね。一般的にベンチマークスコアは現実の用法とは異なる方法で測定されているのでスマホの性能を正しく評価するものではありません。しかし数値とパフォーマンスは大まかに比例する傾向にあります。AnTuTuによる測定結果は、iPhone12が564,899点、iPhone12 Proが572,133点となっています。いずれもA14 Bionicを搭載していますが、RAM(メモリー)はiPhone12が4GBなのに対し、iPhone12 Proは6GBと違いがあります。
Appleの説明では、A14 Bionicは「(前モデルと比較して)CPUパフォーマンスを40%高速化させた一方、新しい4コアのグラフィックスアーキテクチャがグラフィックス性能を30%向上」させているとのことですが、現行のアンドロイドスマホのハイスペックモデルに搭載されているスナップドラゴン865が60万点を超えている事を考えると今回のiPhone12シリーズは控えめな数値となっております。
ニュースサイトGSMArenaによると、7nmプロセス技術のA13 Bionicチップを積んだiPhone11 Pro Maxのスコアは536,883点なので、5nmのA14 Bionicを搭載したiPhone12シリーズは、前モデルから5〜6%ほどしかスコアが伸びていない計算です。
やはり今回のiPhone12は性能向上よりも電力効率を向上させることを目的としているのがわかりますね。
Photo:apple
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