有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの違い！其の弐

まず、有機ELのELとは「エレクトロ・ルミネッセンス：Electro Luminescence」

を略したもので、日本語に訳すと「電子発光」となります。

更に詳しく有機ELを説明すると、

特定の有機材料を用いて電気のエネルギーを光のエネルギーへ変換することで発生する

「電界発光現象」の事を言います。

しかし、そう言ったところで全くよく分からないと思うので簡単に言うと、

『電圧をかけると自ら発光する有機物』これが有機ELなのです！！

先述した有機ELを応用したものが「有機ELディスプレイ」ですが、

ここでは、その仕組みについて簡単に解説しようと思います！

「有機ELディスプレイ」は、光の三原色である青・緑・赤の各色の有機材料に

電圧をかけ光らせることで、純度の高い鮮やかな色を再現できるのです。

逆に電圧をを止めて発光を止めれば黒を明確に表現でき、

高いコントラストを得られることも特長です。

また、有機材料が自ら光るため、液晶で必要とされるバックライトなどが要りません。

この事から構造がシンプルになる為、ディスプレイを薄型かつ軽量にできます！

そしてなんと基板に樹脂を用いれば、折り曲げることも可能なのです！

最近登場した折り曲げられるスマホは恐らくこれを応用しているのだと思います！！

「有機ELディスプレイ」は、これらの特長以外にも、

高い動画応答速度、広い視野角に加えて低消費電力といったメリットを兼ね備えているのです！

以上ことから有機ELには、液晶を超える次世代ディスプレイとして、

昨今のスマホやテレビをはじめ、様々な製品への搭載が進んでいるのです！

ただ、どんな優れた性能を持つ物にも確実にデメリットが存在するように

今回紹介した沢山のメリットがあった有機ELにもデメリットが存在します、、、

次回は、今後の皆さんのスマホ選びに役立つ「液晶と有機ELの違い」を

それぞれのメリットとデメリットに触れながら紹介できたらと思います！！！

それではまた、次のブログでお会いしましょう～！