拡大するAppleのサービス。サブスクリプション、クレジットカードの

[公開日:2019/07/25]

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iPhone修理のダイワンテレコム福岡天神店です。

アップルのソフト重視戦略は今後も続くでしょう。

先日、MacBookのアップデート版が発表されました。ディスプレイをTrue tone対応版にアップデートし、かつ価格も下げてきましたが、大きなハードの刷新は行いませんでした。

同じくiPod touchもしれっとアップグレード。こちらも前世代から見た目は変わらず、中身の性能アップにとどまりました。

また今秋に発売される新型iPhoneの噂もボチボチ出てまいりましたが、カメラがアップデートされる以外に大きく変わらないという見方が有力です。

さらに、これまでアップルのデザインを一手に引き受けてきたジョナサン・アイブ氏がAppleを退社。今後は一デザイン企業として、Appleをはじめとした企業のデザインを請け負う仕事をするらしいですが、どちらにせよAppleが彼の独占をやめたわけですから、Appleのデザイン開発は一段落したと言っていいでしょう。

こうした傾向から、今後もしばらく、Appleはハードウェアを大きく変化させないのかも知れません。

しかしその一方で、Apple musicをはじめとしたディスクリプションサービス、教育プログラム、Apple WatchのヘルスケアやApple Pay用のチタン製物理カードなど、ソフト面の開発には余念がありません。

これは、携帯業界が一段上のバトルステージに上がったことを意味している、と言って良いのではないでしょうか。

戦国時代の歴史が、織田と今川の桶狭間の戦いに始まり、最終的に日本を東西に分かつ関ヶ原の戦いになるのと同じように、メーカー間の争いが最終的には各業界トップが自社の縄張りをどこまで広げられるかの争いになったというわけです。いわゆるGAFAといった米国大手IT企業同士の争いはもちろん、中国のアリババなど世界的企業も争いに巻き込まれ、日本国内のNTTやソフトバンク、楽天といったサービスが海外の攻勢にさらされることになるわけです。

例えばAppleとMicrosoftは、お互いがどこまで教育現場に浸透できるかのシェアを競っています。小中学校へのタブレットの普及や、プログラミング教育などがこれにあたります。

音楽では 「Amazon Music」の他に「Spotify」「YouTube Music」などといったサービスが生まれ、様々なキャンペーンを仕掛けつつユーザーの囲い込みを図っています。

また決済という面ではApple Payのライバルとして各社QRコード決済、Amazonなど通販、さらにFacebookは新しい通貨「リブラ」を公表するなど、「どのサービスでお金を支払うか」というシェア争いを始めています。

当然Apple Payを使いこなす人はAppleのハードやソフトにも接しやすいですし、その個人の購買傾向という大きな価値を持つ情報が手に入るわけですから、各社ともこれを逃す手はないと言わんばかりに張り切っているようです。

どこぞの国の某コンビニ会社は導入を急ぐあまり大きなトラブルを起こしていますが、今後はハードの進歩よりも「どれほど個人の日常に入り込むか」が時代の勝者を決めるのかもしれません。

当然消費者は、囲い込まれれば囲い込まれるほど「お得」になっているような感覚に陥るはずです。しかしその便利さの裏になにが代償となっているか、便利さをただ甘んじるだけでいいのか、ちょっと立ち止まって考えてみるのも重要になるでしょう。

 

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