AppleがSecure Enclaveを活用することで、複数のiPhoneユーザーが別々のアカウントを設定したうえでiPhoneやiPadを共有できるようにする方法を模索していることが米国特許商標庁が認可したAppleの特許から明らかになりました。
Macでは複数のユーザーが個別にアカウントを設定していた場合も、他のユーザーがファイルや設定にアクセスしなくてもログインすることができます。
今回Appleが申請した新しい特許は、Macだけでなく、iPhoneやiPadでもそれが出来るようになるといった内容です。
詳細としては複数のアカウントを設定→それぞれに紐付けているパスコードや指紋などを保管できるようにする、といったものです。
Appleではこれを実現するために「システムプロセッサとは別のプロセッシングシステム」を使うとしています。
T2チップの名前は挙げていないものの、「Secure Enclave Processor(SEP)」を含む可能性がある、とも記しています。
このSEPがAppleが考えている役割を担う模様です。
Appleの説明によりますと、
" Secure Enclaveとは「メインプロセッサから隔離されたハードウェアベース鍵管理機能を含む安全なコプロセッサで、セキュリティ層を追加するものです。Secure Enclaveは特定のバージョンのiPhone、iPad、Mac、Apple TV、Apple Watch、およびHomePodに備わるハードウェア機能」"と説明しています。
このシステムはiPhone5s以降、iPad Air以降に搭載されています。
このシステムが今後実装されますと会社で使用しているiPhoneやiPadであればかなり効率化ができそうです。
いつ頃になるかはまだ分かりませんが、期待したい機能ですね。
Source:iPhoneMania
Source:USPTO via AppleInsider,Apple
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