皆さんこんにちは!ダイワンテレコム宇都宮店です!
突然ですが、皆さんは「リンゴループ」という言葉を耳にしたことはありますか?
iPhoneを起動するとき、iPhoneの画面にアップル社のロゴマークでもある「リンゴマーク」が表示されますよね。通常であればしばらく経った後にリンゴマークの画面が消えて、ロック画面やホーム画面が表示されます。しかし、このリンゴマークの画面が付いたり消えたりと繰り返し表示され、先に進めなくなってしまう場合があるのです。この症状を指した言葉が「リンゴループ」です。
今回はその「リンゴループ」について原因と対処法をご紹介いたします!
リンゴループの主な原因
リンゴループを引き起こす原因として、大きく分けて、「ソフトウェアの問題」と「ハードウェアの故障」があります。
ソフトウェアの問題としては①iPhoneのストレージ容量不足②iOSアップデートの失敗、ハードウェアの故障としては③iPhoneの基板故障④iPhoneのパーツ故障
が挙げあれます。それぞれについて詳しくご紹介いたします。
①iPhoneのストレージ容量不足
リンゴループの原因としては、最も多いと思われるのが「ストレージの容量不足」です。
iPhoneを購入する際に「16GB / 64GB / 128GB / 256GB / 512GB」といった表記を目にするかと思います。
この「GB」はiPhoneのストレージ容量を表しており、この数字が大きいほどたくさんのデータを保存しておけることになります。
iPhoneには写真や動画、アプリのデータなどを保存するための内部ストレージが備えられており、このストレージ容量は購入したiPhoneのモデルによって異なります。
iPhoneストレージですが、容量に空きがない状態でiPhoneを使い続けると「iPhoneの動作が重くなる」「アプリが起動できなくなる」「リンゴループになる」などのさまざまな不具合が発生します。
②iOSアップデートの失敗
iPhoneに搭載されているオペレーティングシステムを「iOS」と呼びますが、このiOSは不定期にソフトウェアアップデートがAppleから配信されます。
iOSのソフトウェアアップデートではiPhoneの新機能追加やセキュリティ機能の改善などが行われますが、さまざまな原因によりアップデートが失敗することがあり、その結果としてリンゴループになることが少なくありません。
iOSアップデート(ソフトウェアアップデート)が失敗する原因としては、以下のようなものがあります。
特に、品質の低いWi-Fiに接続した状態でのiOSアップデートには注意が必要です。
通信速度と接続の安定しない街中のフリーWi-Fiなどはアップデート作業に適していませんので、家の中に設置したWi-Fiなど安定した通信環境でiOSアップデートを実施するようにしましょう。
③iPhoneの基板故障
iPhoneには基板(ロジックボード)と呼ばれる重要な部品が内蔵されており、例えるなら心臓のような役割を果たしています。
この基板は「落下などの強い衝撃」や「水没」に弱く、ふとしたことで故障してしまうことがあります。
基板が故障することでiPhoneの起動中にエラーが発生し、リンゴループとなるケースも多く見られます。
iPhoneの落下や水没に気を付けるのはもちろんですが、純正ではない安物の充電ケーブルを使ったiPhoneの充電などでも基板が故障することがありますので、できることならApple純正の充電ケーブルと電源アダプタを使用するようにしたいところです。
④iPhoneのパーツ故障
先ほどの項目で説明した基板以外にも、カメラ部品やディスプレイ部品といったパーツの故障でリンゴループになることもあります。
特に、iPhone 8以前の機種ではTouch IDに関連するホームボタン、iPhone X以降の機種ではFace IDに関連する近接センサー部品、全体的にはディスプレイやバッテリーの故障によりリンゴループになることが非常に多いです。
基板と同じように落下などの強い衝撃や水没などがリンゴループの原因となりますが、大切に使っていたとしてもバッテリーの経年劣化が原因となる場合がありますので、充電がすぐになくなると感じ始めたら、早めにバッテリー交換を行いましょう。
リンゴループの対処法
①iPhoneの強制再起動を試してみる
iPhoneに何らかの不具合が出たときには再起動で直ることも多く、リンゴループについても例外ではありません。
ただしリンゴループの場合、通常の方法ではiPhoneの電源を切ることができないため、少々特殊な操作を使って「強制再起動」を行う必要があります。
強制再起動の方法はiPhoneの機種によって異なりますので、お使いのiPhoneにあった手順で実施してください。
【iPhone 6s以前の機種】
【iPhone 7、iPhone 7 Plus】
【iPhone 8以降の機種】
②SIMカードを抜いた状態で起動してみる
SIMカードもしくはSIMカードを読み取る部品に不具合がある場合、SIMカードを抜いた状態でiPhoneを起動してみると、リンゴループから抜け出せる場合があります。
「強制再起動」の方法でiPhoneの電源を切ってからSIMカードを取り出し、iPhoneを起動させてみましょう。
③PCに接続してリカバリモードでアップデート
強制再起動でリンゴループが直らない場合は、PCに接続してソフトウェアアップデートを実施することで直る可能性があります。
特にこの方法では、iOSアップデートの失敗が原因でリンゴループになったiPhoneを復旧できる可能性が高いため、少々手間ではありますができれば試してみたい対処法です。
【Windowsの場合】
【MacOSの場合】
正常にソフトウェアアップデートが完了できれば、iPhoneのデータを残したままリンゴループから抜け出すことが可能です。
※Windows、MacOSともに「アップデート」ではなく「復旧」を選択すると、iPhoneが初期化されて内部のデータが消えてしまいます
④iPhoneを「復元」する
iPhoneを「復元」することで、ストレージ容量不足やiOSアップデートの失敗など「ソフトウェア」が原因のリンゴループから高い確率で抜け出すことができます。
ただし、iPhoneを復元すると写真・動画やアプリなどを含めたすべてのデータが消えてしまいます。
ここまで紹介した対処法でどうしても直らない場合や、あらかじめデータのバックアップを取っている場合などにはiPhoneの復元が有効です。
iPhoneを復元する方法は、先ほど紹介したiOSアップデートを行う方法の最後に「アップデート」ではなく「復元」を選択するだけです。
どうしても直らない場合は修理店へ
以上が「リンゴループ」の原因と対処法でした。
source:iPhone修理ダイワンテレコム
source:Dr.Home Net
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