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アップル情報に詳しい著名ブロガーのJohn Gruber氏は、自身のブログ「Daring Fireball」の記事で、Appleが2017年末から2018年12月31日まで実施した「バッテリー交換プログラム」において、全世界で1,100万台ものiPhoneのバッテリーが交換されたと報じました。
同氏によれば、2019年1月3日の全社ミーティングで、Apple社CEOティム・クックが「なってリー交換プログラムに基づいて1,100万個の電池を交換した」と発言したとのことです。
このバッテリー交換プログラムは、iPhone 6sのシャットダウン問題に端を発する一連の問題で、Apple社がiPhoneの動作速度を意図的に低下させたとの指摘に対して、AppleはiPhoneの低速化を謝罪し、瞬間的なピーク負荷を抑えることでシャットダウンの頻発を避けるための対策である事等を説明しました。
それと同時に、バッテリー劣化により低速化したiPhoneの性能回復のため、通常は79ドル(日本円8,800円)のところ、29ドル(日本円3,200円)で、iPhone6以降の端末のバッテリー交換を実施しました。
1,100万台がAppleにとってどれほどの数字かと言うと、2018年第4四半期(7-9)の決算で発表されたiPhoneの販売台数は4,690万台でしたので、第4四半期3ケ月間の販売台数の約1/4(23.5%)に相当します。
つまり、3か月間かけて販売されたiPhoneの約1/4の旧型iPhoneのバッテリーが新しくなり、低速化やシャットダウンから回復した事になります。
クックCEOが投資家に向けた書簡の中で、2019年第1四半期(10-12)のiPhoneの買換え需要が振るわなかった要因の1つに、この1100万台のバッテリー交換を挙げていました。
四半期の販売数の1/4の旧端末の処理速度が新品並みに戻り、さらに、9月に発表した「iOS12」は動作速度の改善に主眼を置いて開発され、最も古い端末でiPhone 5sから適用する事ができ、動作・処理の改善が見られたことから、高額な新機種に乗り換える必要を感じなくなったユーザーが多かったわけです。
筆者の場合は、代替機の持ち合わせがなかったため、iPhone XSを購入した上でiPhone 7をバッテリー交換プログラムに出したのですが、バッテリーを3200円で交換し、iOS12をインストールしたiPhone 7は、日々の利用に何ら問題なく、快適に利用する事ができます。
世界でも同様に考えるiPhoneユーザーが大勢いた…と言う事なのかもしれませんが、バッテリーが新品になった事と、新しいiOSで動作が高速化した事だけが新型iPhoneの不振の原因ではない事は明白です。
もし、我々が納得できる価格でiPhone XS/XS MAXが発売されていれば、例えバッテリー交換プログラムを利用したとしても、新型機への買換えはもっと活発だったに違いありません。
バッテリー交換プログラムの影響はあったのは事実としても、それを逃げ道にしないで欲しいと思います。
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