スマホ決済、何を使うかではなく何が使えるかが問題だ

[公開日:2019/01/22]
筆者: 渋谷店

皆さんこんにちは○彡

ダイワンテレコム渋谷店です!

2018年末に実施された大型キャンペーンによって、急激に認知度をアップさせているスマホ決済ですが、どれを使ったらいいのか分からないユーザーも少なくありません。

 

今回は、楽天ペイ・LINE Pay・PayPay・d払い・Origami Payの主要5社のスマホ決済サービスのうち、どのサービスがお勧めなのか検証します。

 

以下は、主要5サービスの概要を一覧表にまとめたものです。

決済方法は全てのサービスで、スマホ画面に表示したバーコードか、店舗が提示するバーコードを読み取る方式を採用していますが、支払い方法は各社様々です。

 

LINE Payは銀行口座からのチャージ残高のみである以外は、全てクレジットカードでの支払いが可能です。

 

各ペイ利用時のポイント還元は、キャンペーン中のため2019年7月31日まではLINE Payがダントツの還元率(3.5~5%)ですが、各社とも0.5%が相場です。

これに組み合わせるクレジットカードの還元率を加えた分が、正味の還元率になります。

 

つまり、ペイの0.5%の還元に、還元率1.2%のクレジットカードを支払いに利用すれば、合せて1.7%の還元になります。

楽天ペイが「楽天カードを使えばお得」と謳っているのは常套手段で、楽天カードでなくても、クレジットカードの還元率を合わせれば1.5%以上の還元率が可能です。

 

Origami Payはポイント還元ではなく、キャンペーンやクーポンによって、店舗での支払額自体を割引するスタイルですので、支払いにクレジットカードを使った場合、割引された額×還元率のポイントとなります。

 

現時点での違いは、支払方法の違いと、還元されるポイントの差ぐらいで、大きな差がないのが実情です。

 

問題は、何を使うかではなく、何が使えるか

例えば、コンビニでの電子マネーやバーコード決済の利用可否状況を見てみましょう。

こちらの一覧表を見てみると、ローソンとファミリーマートが電子マネーとバーコード決済のキャッシュレス化には最も積極的で、逆に、セブンイレブンは、流通ライバルであるイオンのWaonを除く電子マネーには対応しているものの、バーコード決済には一切対応していません。

 

キャッシュレス化には最も先進的と思われるコンビニ業界ですら、まだ全ての決済方法を全ての店舗で選べない以上、何を使うかではなく、何が使えるのか、使える電子マネーなり、Payなりを使用するしかない…というのが現状です。

 

バーコード決済では、「D払い」のNTTドコモ、「PayPay」のソフトバンクに対して出遅れたauが、「auペイ」の開始を予定していますし、流通系では、「楽天ペイ」の楽天、「PayPay」のYahoo!に対して出遅れたセブンイレブンが「セブンペイ」の開始を予定しており、今後、ますます乱立状態に拍車がかかる事は間違いありません。

 

各サービスが競ってキャンペーンを実施する事は、ユーザーの「お得」には違いありませんが、それも認知度を上げ、ユーザー数を確保するまでの話しです。

ポイントカードでお財布がパンパンになり、レジ前でポイントカードを探す姿がよく見られたのと同様に、どの店でどの決済方法を使うと得なのかを悩む事になるのはユーザーです。

 

そういう意味では、各社が自社のメリットだけを追って個別のサービスを立ち上げる事は、ユーザー無視と言えなくないでしょうか。

 

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