ダイワンテレコム渋谷店でございます。Softbankは、NTTドコモが実施するとし、KDDIも対抗する構えを見せている、いわゆる「4割値下げ」について、追従しない方針を明らかにしました。割安料金はY!mobileで実施済みとの姿勢です。
2月4日に開催されたソフトバンクグループの2019年度3月期第3四半期決算説明会において、NTTドコモが4-6月期に実施予定の、いわゆる「4割値下げ」について、Softbankは追従しない方針である事を、宮内謙社長が明らかにしました。
その中で、宮内社長は「大容量のSoftbank」、「低価格のY!mobile」の棲み分けを強調し、両ブランドが一体で運営されている事を説明した上で、「安いプランが欲しい人はワイモバイルに行けばいい」と述べ、Softbankがドコモ追従で料金値下げを行う考えのない考えを明らかにしました。
こうした「低価格のY!mobile」と語る一方、現状Softbankは、50GBプランによってNTTドコモ・KDDIよりも割安なプラン(ギガバイト単価で1/3以下)であるとし、他社が大容量勝負に来た場合にはSoftbankで対応するとして、「大容量のSoftbank」の立ち位置の違いを明確にしました。
確かに、自社グループ内にMVNOを持たないNTTドコモに対しては「4割値下げ」に追従しなくとも、割安プランはY!mobileで提供していると言えますが、対KDDIではどうなのでしょう。
Softbank同様すでに「分離プラン」を提供している上、「UQmobile」「BIGLOBEモバイル」「J:COMモバイル」とグループ内MVNOを擁して、各社特徴あるサービスを展開しているKDDI(au)は、ドコモの「4割値下げ」に対抗してゆく姿勢を見せています。
KDDIグループMVNOは、低料金はもちろん、「データ繰越し」「2年縛りのないプラン」「カウントフリー」など様々なサービスを展開しており、Y!mobileで充分手当てできているとは言い難い状況です。
その上で、本体であるauがドコモ対抗でさらに割安な料金にシフトした場合、Softbankが対抗すべき相手はドコモではなく、KDDIではないか…、そんな気がします。
グループ内MVNOを語るのであれば、2018年にSoftbankグループとなった「LINEモバイル」も、あまりソフトバンクカラーを強めない方針で独自サービスを展開し人気を博しており、状況は、「Softbankグループ対ドコモ」よりも、「Softbankグループ対KDDIグループ」の方が興味深いのではないかと思います。
参考URL:engadget 日本版
画像ULR:2019年3月期 第3四半期決算 投資家向け説明会 PDF
渋谷店
150-0043
東京都渋谷区道玄坂2丁目2−1しぶちかショッピングロード
03-6416-0622