iPhoneラインナップは2017年が最強だった?

[公開日:2019/03/01]
筆者: 梅田店

いつもご覧いただき誠にありがとうございます。アイフォン修理のダイワンテレコム大阪梅田店でございます。 

米メディア「Business Insider(ビジネスインサイダー)」は、今年のiPhoneラインナップがここ数年の中で「最弱」だと伝えています。

比較対象としたのは、iPhone X・iPhone8/8Plusが発売された2017年です。

この年には、全く新しいスタイルとしてベゼルレスデザインのiPhone Xが登場し、ある意味でiPhoneのアイデンティティであったホームボタンを廃しました。

もちろん賛否は両方ありましたが、翌年2018年にはすべてのiPhoneがベゼルレス、ホームボタンレスとなるための出発点はiPhone Xでした。

iPhone Xは、iPhoneで初めて1,000ドルを超えた機種でもありました。

iPhone 8/8Plusは、iPhoneにとってホームボタンを備えた綿々たるホームボタンを本体下部中央に配すデザインの集大成となったモデルです。

iPhone 7/7Plusとの機能の差はあまり大きくありませんが、ワイヤレス充電対応とした事で、美しいガラス製のボディを取り戻しました。

ガラス背面の手触りの良さは、持った人にしか分かりませんが、あのiPhone4sを彷彿とさせる手触りはiPhoneファンならわかるはずです。

iPhone7/7Plusは、外観こそiPhone 6s/6SPlusとそっくりですが、大きな転換を迎えた端末でした。

Apple Payによるリアル店舗でのキャッシュレス決済に対応し、IP67相当の防沫性能、耐水性能、防塵性能の備え、ホームボタンが物理式から感応式に代わりました。

筆者は、防水+Apple Payで「これで充分」と、iPhoneはここで集大成されたと感じましたし、「最小」に設定した感応式ホームボタンのクリック感も、短いストローク感でコチっと決まる感触が大好きでした。

また、7Plusは初めてアウトカメラにデュアルレンズを採用し、ポートレートモードを装備しました。

iPhone 6s/6sPlusは、当時としてはすでに最新鋭モデルの立ち位置ではありませんが、iPhone7/7Plusに新搭載された機能・性能が不必要なユーザーには、ほぼ同等の外観を持つリーズナブルな選択肢として存在意義を保っていました。

450~550ドルで購入できる4.7インチモデルとしての価格設定も大きな魅力でした。

そして、何と言ってもiPhone SEがまだラインナップに残っていました。

様々なメディアが言うように、確かにiPhone SEをラインナップから外した事が、現在のiPhoneの不振の始まりとも言えたのかもしれません。

iPhone SEは、2016年3月に割安なプライスタグを付けてデビューしましたが、筐体こそiPhone 5sを流用していたものの、スマホ本体は当時の最新鋭機iPhone6sに準ずる内容で、旧端末の値下げではなく、新開発の廉価版として登場しました。

2017年当時は、発売から1年~1年半のタイミングで、未だ新鮮味を失っていませんでしたし、iPhone6s~iPhne8と異なり、他に代替できる機種が存在しない希少性も人気の理由でした。

2017年当時の価格は、350ドルからというリーズナブルさでした。

Business Insiderは、2017年のiPhoneは、350~1,000ドルの間で自分にピッタリのiPhoneを見つける事ができたとし、成功を収めた理由は、ラインナップされた全てのモデルが、各々のサイズで最高の端末だったからだとしています。

それに引き換え、現在の価格帯は450~1,100ドルと上へ100ドルずつアップし、立ち位置の曖昧なiPhone XRが存在しています。

現在のiPhoneラインナップを不明瞭なものにしている原因は、やはりiPhone XRだとBusiness Insiderは、言います。

従来のiPhoneのクラス感で言えば、ディスプレイが大きくなるほど高級でハイエンドなモデルという公式になっていましたが、iPhone XRは、ディスプレイの大きさでは、iPhone XSとiPhone XS MAXの中間でありながら、端末としてのクラスは、3機種の最も下に位置します。

しかも、Appleは廉価版だと言いますが、750ドルもする端末は、現行ラインナップの上から3番目で、かつてのiPhone SEのような真の意味での廉価版の役割は果たしていません。

iPhone SEは、iPhone6sよりも後に発売され、iPhone 7と同じ年に発売されたモデルですが、iPhone6s/iPhone7よりもはるかに安い価格で販売されましたが、iPhone6sに準ずる機能・性能を有しており、廉価版と言えども「小さな名機」を言われる存在でした。

発売されて数か月後に値引きされて価値が大きく下落してしまったiPhone XRとは全く異なります。

Business Insiderが実施した最近の調査では、価格が上がったことや新しい機能が魅力的に思えないことを理由に、アメリカのiPhoneオーナーの3人に1人が新型iPhoneに買い替えていないとのことです。

多くの点で、iPhone XRは、かつてのiPhone 5cと同様に混乱を招いていると指摘します。

Business Insiderは最後に、iPhone XRを100ドル値下げすべきだとし、さらに、2019年のiPhoneラインナップが分かりやすく、2年前そうであったように、サイズと価格帯がもう少しマッチして欲しいと結んでいます。

 

source:businessinsider

Photo:media-platform

Photo:apple

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