史上最強の強さを見せきたApple iPhone 8のTOP3がついに崩れると共に、トップの座もHuaweiに明け渡すという異変が起きています。
スマートフォンの販売動向を調査しているBCN+Rの「週間売れ筋ランキング」によれば、2019年4月1日~同4月7日までの1週間に売れたスマホのトップ3は、
1位:Huawei P20 lite
2位:Apple iPhone8 64GB(au)
3位:Apple iPhone XR 64GB(Softbank)
でした。
前週1位だったiPhone 8 64GB(NTT docomo)は5位へ、同3位だったiPhone 8 64GB(Softbank)は6位へと、それぞれ3ランクダウンとなりました。
4位には、Y! mobileのiPhone 6s 32GBが入りました。
新規契約・MNP転入の場合には購入時540円のみ、機種変更でも、月額540円で購入可能という価格設定が効いていると思われます。
iPhone 6sは、2015年発売ですが、「iOS12」のアップデート対象で最新機能・最新セキュリティを反映でき、外観もiPhone 7/iPhone 8とほとんど見分けがつかない事から、安くiPhoneを購入したいユーザーに人気となっています。
3~4年落ちの端末がTOP4に入るのも、異変と言えるかもしれません。
7位、8位、10位のiPhone XRは順当と言えるかもしれませんが、9位には、iPhone 7 32GB(au)が入っています。
格安通信会社ではなく、大手キャリアauの旧型iPhoneがランクインするのも珍しい事です。
auの場合、MNP転入の際の割引を、iPhone 7/iPhone Xに設定しており、「アップグレードプログラム」なしでも月額1,125円で購入する事ができるのが大きいかもしれません。
また機種変更でも、ガラケーからの切換え時、割引適用で同じく1,125円で購入する事ができます。
11位いかにも目を向けてみましょう。
11位には、UQモバイルのiPhone 6s 32GBが入っています。
UQモバイルでもiPhone 6sは割安な価格に設定しており、新規契約・MNP転入のセット購入では、月額432円(初回+108円)、機種変更時でも月額実質負担額は972円となっています。
12位~15位はAndroidスマホが入りました。
ここでは、SHARPのスマホが強さを見せています。いずれも3万円前後の普及クラスの端末です。
14位の京セラ Basio 3は、いわゆるシニア向けのAndroidスマホです。
ランキング全体を見渡して感じるのは、ますます「割安な端末」に人気が集まっていることです。
1年間のうちでも最もスマホが売れる時期の1つである事もあり、多くの方がスマホを買換え、または新たに購入したのだと考えられますが、「できるだけ安く」を意識した方の割合が多かったのかもしれません。
iPhone XS/XS MAXといった高額端末は、TOP20からも姿を消しています。
また、シニア向け端末がTOP20に複数入った事も特徴的と言えそうです。
この春、スマホデビューしたシニア世代が多かったという事かもしれません。
また、Y! mobileやUQ mobileといったサブブランド的な格安通信サービスの認知が少し上がったのかなと感じました。
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