PHS終了30年の歴史に幕~ドコモ3Gも2020年目途に終了

[公開日:2019/05/01]
筆者: 渋谷店

 

 

こんにちは

iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店です。

424日、ソフトバンク及びウィルコム沖縄は、ワイモバイルにて提供中のPHSサービスについて、「テレメンタリングプラン」の提供を、20233月末に終了すると発表しました。これにより、PHS30年の歴史の全てに幕が下ろされる事となりました。

 

 

 

PHSサービスについては、テレメンタリングプラン以外の個人向けプラン等は20183月末で「新規契約」「機種変更」「契約変更」等の受付を終了済みで、20207月末にはサービスそのものを終了する事がすでに発表されています。

 

 

 

テレメンタリングプランは、電気・マンホールなどの検針機や自動販売機、コインパーキング等に設置して遠隔監視する等の組み込み機器(M2M)向けのサービスで、PHS以外の通信サービスへの切換えが難しいことから、サービス終了が遅れていましたが、テレメンタリングでのリプレイスの目途が立った事から、ついに「PHS停波」が発表されたようです。

 

 

 

PHS事業は当初、NTTドコモグループや、電力各社によるアステルグループでも提供されていましたが、アステルグループの中で最後まで提供を続けたアステル東北が20061220日に、NTTドコモは200817日にサービスを終了しており、ワイモバイルが最後のPHSサービスを提供していました。

 

 

 

今回の発表により、DDIポケットのサービスがウィルコムを経て1995年にワイモバイルに継承されたPHS事業ですが、1993年の実験開始以来、30年間のPHSの全ての歴史に幕が下ろされる事が確定した事になります。

 

 

 

3G通信も順次サービス終了へ

 

巷では、次世代通信規格5Gの話題で賑やかですが、次世代の2つ前の通信規格である「3G」サービスの終了についても発表されています。

 

 

 

NTTドコモの吉澤和弘社長は、昨年1031日に開催された「2018年度第2四半期の決算説明会」において、3Gサービスについて言及し、「3Gサービスについては、2020年代半ばに、できれば終了する方向で進めていきたい」と発言しています。

 

 

もちろん、あくまで「目途」であって必ずしも2020年半ばに3Gサービスが完全終了される事が決定事項ではないはずですが、その「目途」については、思ったより早いというのが第一印象でした。

 

 

au(KDD)では、同じく201811月の時点で、3G携帯電話向けの「CDMA 1X WIN」のサービスの提供を、20223月末で終了すると発表しています。

 

 

 

Softbankは、すでに3G通信を順次終了しており、「1.5GHz帯」は20173月、「1.7GHz帯」は20181月にすでに終了済みで、空いた帯域をLTEに変換しています。

 

半官半民のような立場のNTTドコモが、真っ先に3G通信を停波するとは考えにくいですが、それでも、その時まではそう遠くはありません。

 

 

PHSも、3G通信も、日本のモバイル通信を支えた技術であり、多くのユーザーに利用されたサービスですが、もう間もなくその姿を消すところまで来ています。

 

 

source:livedoor news

Photo:livedoor news

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