★有機ELのメリットとデメリットについて★

[公開日:2021/02/09]

皆さんこんにちは!

ダイワンテレコム金沢店です★

昨日からの雪の模様で、

全身が芯から冷えてきますね(´;ω;`)

 

本日は最近iPhoneX以降から、

有機ELの液晶が話題になりましたが、

そもそも有機ELとは?

そのメリットとデメリットとは?

について見ていきたいと思います★

有機ELとは?

ではまず有機ELとは何か?

についてみていきたいと思います!

 

有機ELとは、

『有機エレクトロルミネッセンス』

の略です。

ELとは物質に電圧を加えたときに起こる

発光現象のことを指します。

 

 

この発光現象の仕組みを

取り入れたディスプレイが、

iPhoneだったりgalaxyといった

最新のスマホに採用されています。

 

その他にも照明や自転車のライトなど、

様々なところで有機ELが利用され、

以前よりも身近な存在となっています。

 

有機ELと液晶の違いについて

今まで有機ELを取り入れるまでは、

液晶ディスプレイでしたが、

液晶と有機ELは何が違うのでしょうか?

 

まず一つとして大きな違いとして

あげるとすれば、

『バックライトの有無』です。

 

液晶の場合液晶そのもの自体が

発光しているわけではなく

バックライトが発光する

役割をしていました。

バックライトの光を通すことで、

映像が表示される仕組みになっているのです。

 

 

それに対して有機ELは、

素子自体が発行する役割があるため、

バックライトが不要になります。

有機ELのメリットは?

では有機ELにはどのようなメリットがあるのか?

について見ていきましょう!

 

1高画質のディスプレイ

2薄くて軽い

3消費電力が少ない

4視野角が広い

 

 

1高画質のディスプレイ

有機EL最大のメリットは、

液晶のディスプレイよりも

高画質の映像を楽しめることです。

 

とくにコントラスト比が高く、

『白』と『黒』の明暗が

はっきりとしているのが特徴です。

 

液晶となると、

バックライトの光が漏れてしまい

黒を表示されていても、

白っぽく表示されることが多いという

デメリットがあります。

 

その反対にバックライトの

有無関係なしに発行する有機ELでは

黒を表示する部分は完全に発光をoffにし、

光が漏れないのではっきりとした

コントラストを表示することができます。

 

 

 2薄くて軽い

液晶との違いでも説明した通り、

有機ELはバックライトが必要ありません。

バックライトを設置するスペースが必要ないため、

有機ELを利用すれば液晶よりも

ディスプレイを薄くすることができます。

ディスプレイを薄くできるということは、

それだけ有機ELを本体の重量も軽くなります。

 

有機ELは紙のように薄くすることができるので、

折り曲げたり丸めたりして使うこともできます。

「ディスプレイ=平らなもの」

というこれまでの常識を覆す、

丸めて収納できるディスプレイや、

折りたたんで使えるiPhoneなども

今後どんどん登場していくでしょう。

 

 

3消費電力が少ない

有機ELはバックライトがいらないため、

消費電力が少ないというメリットもあります。

具体的にどれくらい消費電力が少なくなるかは

それぞれの製品や使い方にもよりますが、

一般的には有機ELのほうが

液晶より30%ほど消費電力が少ないです。

 

このメリットの恩恵をとくに受けるのが

スマートフォンです。

スマホは本体が小さいため、

搭載できるバッテリーに限りがあります。

近年スマホはどんどん高性能化していますが、

バッテリーだけは悩みの種です。

 

そんなスマホのディスプレイを

有機ELにすれば、

消費電力が少なくなります。

消費電力が少なくなるということは、

それだけバッテリーの持ちが

良くなるというわけですね。

 

 

すでにiPhoneやGalaxy、

Xperiaなど上位モデルのスマホでは

有機ELの採用が進んでいます。

スマホのディスプレイの主流が液晶ではなく

有機ELになる日も近いかもしれません。

 

 

視野角が広い

有機ELは液晶と比べて

視野角が非常に広いのもメリットです。

視野角が約180°となっており、

どの角度からでも

きれいな映像を見ることができます。

 

液晶の場合、

パネルの種類によって多少差がありますが、

視野角が狭く斜めから見ると

きれいな映像が見られません。

例えばTN方式の液晶は

視野角が90度ほどしかなく正面からなら

問題ないですが斜めから見ると

黒みがかった色合いになります。

 

 

 

有機ELのデメリットは?

さまざまなメリットがある有機ELですが、

以下のようなデメリットもあります。

 

1画面の焼き付きが起こることがある

2屋外だと画面が見づらい

3製造コストが高い

 

場合によっては有機ELよりも

液晶の方が良いときもあるので、

デメリットもしっかり把握しておきましょう。

 

 

1画面の焼き付きが起こることがある

有機EL特有の問題と言えるのが

「画面の焼き付き」です。

焼き付きとは、

画面の色が黄色っぽくなったり、

残像が見えてしまったりする

現象のことを言います。

 

現在の有機EL採用テレビや

スマホでは焼き付き対策が行われており、

普通に使う分には焼き付きは起きにくいです。

それでも100%焼き付かない

というわけではなく、

使い方によっては焼き付く可能性もあります。

 

一度焼き付いてしまうと、

直すことはできません。

有機ELを使う際は、

 

1、同じ画面をずっと表示しないようにする

2、テレビを見ない時は電源を切る

3、スマホの場合は使わない時はスリープにす

4、画面を明るくしすぎない

(スマホの場合は自動調節機能を使う)

 

といった対策が必要です。

 

 

2屋外だと画面が見づらい

有機ELは液晶と比べると最大輝度が低いです。

バックライトがないので、

有機ELで出せる輝度には限度があるわけです。

そのため、屋外での視認性は液晶に劣ります。

 

また、輝度を上げ過ぎるとさきほどの

「焼き付き」の原因にもなります。

そのため、有機ELを採用した

スマホの屋外での長時間利用は

避けたほうが良いでしょう。

 

屋外でスマホを使うことが多い場合は、

液晶ディスプレイに分がありますね。 

 

 

製造コストが高い

有機ELは液晶よりも

製造にかかるコストが高いです。

製造コストが高いということは、

それだけ有機ELを採用する商品の

販売価格も高くなります。

 

最近では以前と比べると

価格が安くなりましたが、

液晶ディスプレイを

採用している製品と比べるとやはり高いです。

 

例えばiPhoneの場合、

10万円以上する上級モデル

「iPhone Xs / Xs Max」

では有機ELが採用され、

比較的安価な「iPhone Xr」では

液晶ディスプレイが採用されています 。

 

普通に使う分には

まだまだ液晶でも問題はないため、

価格を重視したいなら有機ELではなく

液晶の製品を選んだほうが良いでしょう。

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