有機E L って液晶と何が違う?

[公開日:2021/01/21]
筆者: 宇都宮店

みなさんこんにちは!ダイワンテレコム宇都宮店です!

 

iPhone10以降ディスプレイが「液晶(LCD)」から「有機EL(OLED)」に変わりましたね!最近では、任天堂のSwitchでも有機E Lを用いたものが販売されています。

 

有機ELというと「綺麗!」というイメージではありますが、実際のところは何が違うのかよくわからないですよね。

 

そこで今回は、液晶と有機ELの違いを皆さんにご紹介していこうと思います!

 

そもそも有機ELって?

「有機EL」とは、英語の「オルガニック・エレクトロ・ルミネッセンス(organic electro-luminescence)」の略語のことです!オルガニックは有機物を指し、ルミネッセンスは生物発光や夜行塗料のような、熱を出さずに光を出す現象のことを指します。

ですので、有機ELは「電気を使った有機物の発光」という意味を持ちます!そして、この仕組みを用いたものを「有機EL」あるいは「OLED」と呼んでいるんです!

液晶と有機ELの違いって?

液晶ディスプレイは「影絵」と同じ原理です。極々小さいカラーフィルターを通る光量を液晶粒子という物質の透明度を調節することでカラー画素にしています。つまり、液晶粒子はカラーフィルターとバックライトに挟まれるようにして、存在しています。このように液晶ディスプレイは機能が何層にも重なることで、画面を映し出すことができています!液晶そのものは暗いということです。

 

それに対して、有機E Lはディスプレイを構成する素子そのものが自発光を行います。色のついているところのみがそれぞれ光っているので、黒い部分は本当に黒くなっているということです。

有機ELのメリットって?

液晶と有機E Lの違いは分かりましたが、それによるメリットには何があるのでしょうか?

 

・消費電力を節約できる

液晶では、画面の黒い色や暗めの色にも光が全面的に当たっていましたが、有機ELでは黒いところは発光していないため、その分の電力の消費を削減することができます!

 

・画面が綺麗

液晶の場合はバックライトで照らすため、どうしても色が混ざってぼやけたように見えてしまい、黒もはっきりとしていません。

有機ELなら、黒がはっきり!より綺麗な画像を見ることができます!

 

 

・軽い

液晶ではバックライト、液晶粒子、カラーフィルターなどと構造が何層かに分かれていましたが、有機ELにはその層が必要ありません!スマホの軽量化の一役を担ってくれています!

 

・画面の切り替えがスムーズ

構造がシンプルになったことで、画面の切り替わりがより早くなり、ゲームなどでもブレが少なくなります!

 

 

価格は高くなってしまいますが、有機ELにするメリットは色々あるんです!

今後の製品には有機ELが使われることが多くなっていくかと思いますが、価格が高いことは大きなデメリットにはなってきてしまいますね。

この記事を書いた店舗情報

宇都宮店

321-8555
栃木県宇都宮市陽東6丁目2−1ベルモール 2階

070-1307-5363

人気ブログ

新着ブログ

機種一覧

店舗一覧