こんにちは。iPhone修理ダイワンテレコム武蔵境店です。
今回いらっしゃったお客様は、充電が出来なくなったiPhoneSEの修理のために武蔵境からお越しくださいました。
「どうやら充電する所が壊れたらしい」
との事。
すぐに修理のお見積りを伝えると当日中に来店のご予約が頂けました。
「お待ちしておりました。」
「これなんだけどさー。見てくれる?ついこの前までは何とか充電できてたのよ。でもまあここ最近ついに完全に沈黙してくれちゃってさー。この通りですわ。」
そう言ってご自身のモバイルバッテリーとiPhoneSEを目の前で充電して見せてくれました。
液晶上にバッテリーマークも表示されない事から恐らくコネクタが充電ケーブルを認識していないか、液晶画面が映らないかが考えられます。
お客様にその旨をお伝えし、まずは中身を開いてバッテリーと液晶画面を新しい物に仮付けしてみましょうと提案。
その方向で了承を頂きましたので申込票をお渡しし正式に依頼を頂きます。
まず内部を開いてバッテリーと液晶画面を新しい物に替えて症状が改善されるか試してみました。
ある程度想定はしていましたがどちらを交換してみても直らずどうやらドックコネクタ部が原因の様です。
ピンセットでコネクタ内部に詰まったゴミが無いかチェックしますがこちらも問題ありませんでした。
ちなみにドックコネクタ内部は目視出来る部分以外にも見えないスペースがあり、
内部に思った以上のゴミやほこりが溜りやすかったりします。
さて色々と試してみましたがこうなると最終手段としてドックコネクタ部を新しいものに交換する他ありません。
お客様にお時間が掛かる事を告げ、内部の基盤、液晶、バイブレーター、スピーカー等殆どの電子部品を取り外し、
やっと全体像が見渡せるようになったドックコネクタ一帯の設備を取り外します。
前述した部品を取り除かないと外せないのがこの部品のやっかいな所です。
そしてフレキシブルケーブルが本体底部に張り巡らされておりますのでこちらも丁寧に剥がして回ります。
全て取り外すと、イヤホンマイク、通話マイク、アンテナ、充電コネクタが一帯になったケーブル群があらわに。これ、4つの機能の内1つでも壊れたら全とっかえする必要があるので厄介です。
悪戦苦闘しつつも外し終え、今度は逆再生の手順で新しいドックコネクタを貼り付けていきます。
こうして元通りになったiPhoneを液晶パネルを仮付けした状態で一度電源を入れます。
そして起動した状態で充電コネクタに充電ケーブルを差し込み、液晶右上部のバッテリーアイコンに雷マークが点灯すれば復旧。
しなければまた新しいドックコネクタに差し替えなければなりません(憂鬱)
幸いな事に今回は無事バッテリーアイコン上に雷のマークが点灯致しました。無事復活です!
「いやー!長い事預けて直らなかったら困るなーって思ってたから直ってくれてよかったよ!」
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