起動しないiPhoneをデータ復旧できる確率

[公開日:2016/12/08]
筆者: 新宿本店

まず、多くの場合で、起動しなくなったiPhoneでもデータは復旧できます。新宿本店にデータ復旧のご相談をいただいたお客様にはいつも本当に驚かれます。最初は、ほとんどのお客様が諦め半分で、「もうデータは戻ってこない」という前提でご相談をいただきます。しかし、当店にご依頼いただくデータ復旧依頼のうち、実に7割がデータ復旧に成功しているのが現状です。

データの復旧にあたってはiPhoneの内部にあるロジックボード(基板)と呼ばれる箇所の修復技術が重要で、町のiPhone修理店ではなかなか対応してもらえないのが現状です。もちろんアップルではこのロジックボードを修復する環境は当然あります。本来は、アップルでデータ復旧サービスを行ってもらえることがユーザーにとってはベストですが、リソースとコストとの兼ね合いでしょうか、残念ながら現実問題としてデータ復旧サービスは提供されていません。

手間のかかる作業

データ復旧作業は、ほんとうに手間のかかる作業です。一つ一つの部品を分解して、ロジックボードを取り外し、この部品の状態を顕微鏡で細かくみて、ダメージを把握し、そのダメージ部分を修復させるという作業。そのため、1台のiPhoneにかける対応時間は平均して3時間、長いものでは10時間以上を要します。エンジニアによる10時間という作業時間は人件費にして4万円、諸経費を含めると4.5万円程度です。そして、企業がサービスとして提供する以上は利益を出さなければならないため、サービスとしての提供価格は5万円6万円といった価格帯に設定されます。データの復旧はお金には変えられない為、いくらでも出してでもお願いしたい、という方もおられるかもしれませんが、もう少し出せば新しいiPhoneが購入できるレベル。これでは一定以上の申込数が確保できないであろう為、サービスとしては成立しません。

データ復旧サービスは儲からない

当店では殆どの機種においてサービス料金を3万円を切る価格帯で設定していますが、消費者目線でみて、この価格帯が現実的なボーダーと考えているためです。したがって、当店でもデータ復旧サービスを提供することでは会社の収益にはほとんど繋がりません。これは、従業員の幸福追求には繋がらない、とも考えることはできますが、実際のところは(綺麗ごとでなく)真剣に困っている方が本当に喜んでいただけるので、仕事のやりがいに繋がっています。結果、スタッフのモチベーションも上がり、スキルが上がり、生産性が上がるので、会社の利益向上には強い影響を持っています。そのため、データ復旧という商品は、売る側としては儲からない商品ですが、ダイワンテレコムは今後も広くこのサービスを提供していきたいと考えています。

見極めが必要

町の修理店でデータ復旧の依頼を検討している方にとっては、修理店を選ぶ際に一つの見極めが必要です。データ復旧サービスを提供されている修理店は多数ありますが、実際にロジックボード(基板)を修復する所までおこなわれている修理店は一部です。そのため、依頼の際に「基板の修復作業までやっていただけますか?」と、質問をされるのがオススメです。

こんな状態からもデータを復旧

上の写真は、実際に当店にデータ復旧を依頼いただいたお客様のiPhoneです。こんな状態でも、ロジックボードに致命的なダメージがなければデータを復旧させることができます。お困りの方は、ぜひ当店までお気軽にご相談いただけたらと思います。

データ復旧サービスの詳細ページへ

iPhone修理のダイワンテレコム新宿本店

 

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