(iPhone)水没修理 | 姫路駅前店
毎年夏頃に増えるiPhoneの修理依頼があります。それが「水没修理」です。
台風の通過が多いことや入浴時に浴槽に浸かるなどの文化的な面もあり、日本では防水機能は重要視され国産のAndroid機種では古くから防水機能が搭載されていました。
しかし、国外製であるiPhoneは6sのシリーズまで防水機能は非搭載でした。その為、水没修理依頼の9割以上がiPhoneです。防水機能が搭載されたiPhone7以降の機種でも安心できず、熱や衝撃などで防水機能が低下して水没してしまうケースも多くあります。
アップルストアなどの正規店・正規認可店では水没したiPhoneは本体交換となり、修理してもらうことが出来ません。もちろん、iPhone内のデータも取り出してくれません。
当店では、年間100台以上の水没修理実績があり、状態が良い物であれば、80%~90%の確率で復旧させることが可能です。
水没した時のNG行為
水没してしまった時、状態を悪化させ復旧率の下がる行為があります。水没時に焦ってついついやってしまいがちなことが多いですが、以下のことに注意して良い状態を保ち当店へお持ち込み下さい。
1.電源を入れない・充電をしない
当店でも水没修理をご依頼されるほとんどの方が、端末の無事を確認するために電源を入れる行為をやってしまっています。しかし、これは症状の悪化につながってしまいます。
水分は電気を通します。その水分が端末内部の通電箇所にある状態で電源を入れてしまうと電流が流れショートを起こしてしまい復旧率がさっがってしまいます。充電も同一の行為となり端末内に電流を流してしまいショートする原因となります。
また、水没後に電源がついたままの場合はすぐに電源を落とすようにしてください。電源がついているからといって、端末が無事な訳ではありません。いつ通電箇所に水分が触れてショートしてしまっても、不思議ではない状態です。
2.ドライヤーなどで温めない・自然乾燥させようとしない
早く乾燥させようとして、ドライヤーなどで温める方がいらっしゃいますが、これも復旧率が下がる原因となります。温められた水分は蒸気と化して端末内部全体へ広がり状況が悪化します。不純物を含む水分(海水や洗剤入りの水)では水分だけが蒸発し不純物が内部にこびりつき故障の原因となります。
iPhone7以降の防水機能が搭載されている端末は防水テープが張られておりこのテープは熱に弱い性質となっています。
弱った箇所から水が浸入して故障してしまうこともあります。他の内部部品も熱に弱いものもあるので水没後に温めることはしないでください。
また、自然乾燥を試みる方もいますが、密閉された端末内の自然乾燥は時間が掛かります。その間に基板の腐食が進行してしまい状態が悪化します。
3.水を抜こうとして端末を振らない
端末に付着した水分を振り払おうとして端末を振ってしまうかがいますが、これも復旧率が下がってしまいます。端末を振ることによって水分が浸入していない箇所にまで水分が広がってしまい状態が悪化してしまいます。
水没した際は外装の水分をティッシュなどでふき取って、乾燥材と一緒にジップロックに入れて保管し一秒でも早く修理店にお持ち込みください。
水没修理は3時間~
水没の修理は「全分解➡洗浄➡乾燥➡組み立て(動作チェック)➡破損パーツの取り換え」といった流れで作業を行います。
速乾性の高いアルコールでの洗浄を行いますが、万が一組み立てた時にショートを起こさないように「乾燥」に時間を要するので最低でも3時間ほどの作業時間を頂いております。破損パーツが多い場合は追加でお時間を頂く場合もございます。
店頭復旧不可の場合は基板修理
店頭での水没クリーニングやパーツ交換で復旧できない場合は、基板修理となります。1週間~2週間ほどお預かりさせていただいて、腐食箇所やショートしたパーツの取り換えを行います。水没での復旧率は70%~80%となっており、復旧後はデータ抽出済みでのお渡しとなります。
端末が使える状態でお渡しできる場合もございますが、継続してご利用することはお勧めできませんので、水没後の基板修理はあくまでもデータを取り出すための作業とお考え下さい。
水没修理は時間との勝負
水没してしまったiPhoneは時間が経過するとサビ・カビの発生や基板の腐食が進行してしまい復旧率はどんどん下がっていきまので、いち早い対処が必要となります。
当店では水没修理経験が豊富なスタッフご対応致します。状態が良い物は高い復旧率を誇ります。ご自身のiPhoneが水没してしまった時は焦らず上記のNG事項を守って頂き、1秒でも早くダイワンテレコム姫路店へお持ち込み下さい。
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