普段、画面割れなどのiPhoneを修理するのですが、
落下等の衝撃により近接センサーが故障している場合があります。
お客様に近接センサーが故障している事をお伝えすると
『近接センサーって何?』
『近接サンサーが故障するとどうなるの?』
と聞かれる事が多いので、
今回は意外と知らない地味に重要な近接センサーについてご紹介させて頂きます。
iPhoneの画面ですが、見ての通りほぼ全面がタッチパネルですね。
なので、誤ってタッチパネルに触れてしまい、誤作動を引き起こしてしまう状況がいくつか考えられます。
①iPhoneで通話中、耳や頬がタッチパネルに触れて反応してしまい知らない間に別のアプリが起動したり、運悪く通話終了ボタンに触れてしまうと電話が突然切れてしまう可能性があります。
②画面ロックがかかる前にiPhoneをポケット等に入れた時にiPhoneのタッチパネルと触れて反応し勝手に履歴から電話をかけてしまう可能性があります。
ここで、意外と知らない地味に重要な近接センサーの登場です。
iPhoneにはこの様な誤作動を防ぐ為に近接センサーという機能が搭載されています。
センサーという名前の通り、対象物までの距離により跳ね返ってくる赤外線の強度を計測します。
赤外線は遠くの物に当たって跳ね返ってくる強度は弱く、近くの物に当たって跳ね返ってくる強度は強くなります。
事前に設定された距離より近くに人の肌などが近接した場合、跳ね返ってくる赤外線の強度が事前の設定値を超えるので、物体が一定の距離以内に近づいたことをiPhoneに通知します。
そうするとiPhoneは自動的にタッチパネルの液晶のスイッチをオフにしてくれます。
この様に誤作動を防いでくれる重要な役割を近接センサーが果たしてくれています。
これと同時に、電話中など、画面を見ていない事が明らかな時はタッチパネルと液晶の電源を切る事によりバッテリーの節約にも貢献しています。
1度、ご使用中のiPhoneがきちんと近接センサーが稼働しているか確かめてみるのも良いかと思います。
もし近接センサーが故障している場合には、ダイワンテレコム池袋東口店では、データを初期化する事なく、最短30分から当日中に修理可能ですので、ぜひ、ご利用下さいませ。