iPhoneのロック解除のために1,000万ドルで研究所を設立
こんにちは
iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム町田店です。
先日、スコットランド警察がスマートフォンのロックを解除する端末を導入していることをお伝えしましたが、ニューヨーク市の法執行機関ではiPhoneのロックを解除する技術を開発するための研究所に1000万ドルを投入していることがFast Companyが報じています。
多くのテクノロジー専門家が在籍している某研究所では、警察やFBIなどの法執行機関が犯罪者より押収したスマートフォンのロックを解除し内部のデータを抽出することに特化した研究が始められているようです。
主な解除方法はブルートフォースアルゴリズムと呼ばれる、いわゆる「総当たり」での解除が試されているそう。
これだけ聞くとすごく単純なことのようにも思えますが、実際にはスーパーコンピューターを駆使し毎秒2600万組のランダムパスワードを生成しロック解除を試行してアルゴルリズムを作成しようとしているため、途方もないような試行回数が毎日のように行われていることでしょう。
その他にも、データの入ったメモリチップを半田などの熱を加えずに取り外す機械や、破損し操作が不可能になったスマートフォンを修理するための環境なども整えられているそうです。
かなりの金額が投資されている研究所ですが、実際にロックを解除できたiphoneは証拠として提出される内の約半数程度にとどまっているとのこと。
しかし、半数のロック解除に失敗しているというわけではなく、要求された期限内に解除することが非常に困難であるという話であることから、時間さえかけた場合のロック解除の成功率はもっと高いことが想像できそうです。
iPhoneにもロック解除をするための穴がある(途方もない研究費用の末ですが)という事実に、
もしもこの技術が悪用されることがあれば・・・
という不安が掻き立てられますが、そこは法執行機関ということで審理のするしかないのでしょうね。
source:FastCompany