iPhone修理のダイワンテレコム松戸店です。
ブルーライトカット眼鏡は意味がない。そんな衝撃的な話題が届きました。
150年以上の歴史を誇る「The Atlantic」のWEBサイトに掲載された記事は衝撃的なタイトルでした。
「The Bogus Science Behind Instagram’s New Glasses Trend」
~インスタグラムの裏にある新しい眼鏡の偽りの科学
サブタイトルは、さらに辛辣で「Blue-light blockers won’t save your poor, tired retinas.」
ブルーライト・ブロッカーはアナタの可哀そうな疲れた目を保護しません。
このタイトルが意味するものは、インスタグラムに表示されたブルーライトカット眼鏡の広告に向けての問題提起です。
ブルーライトとは、文字通り「青い光」です。
ブルーライト研究会によれば、ブルーライトは波長が380~500ナノメートルの青い光のことで、人間が見られる光の中でも最も波長が短くエネルギーが強い光であり、人間の目に入ると角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達する光です。
そのため、ブルーライトを大量に含む光を発するパソコンやスマホの長時間利用によって目にダメージがあるため、メガネなどで目に入る青い光の量を減らさなければならないとされてきました。
ニューヨーク大学ランゴン・ヘルスの眼科医、スコット・ブロディ氏は、「患者には眼の過剰な問題はなかった。私が知る限り、深刻なことは何も起きていない。」と語っています。
1980年台後半~90年台初頭にかけて、パソコンの普及につれブルーライトの問題は常に論じられてきましたが、ブロディ氏はブルーライトを見た事を原因とする深刻な問題は何も起きていないと明言しています。
ブルーライトカット眼鏡メーカーは、実際には無関係な2つの事柄、すなわちデジタルスクリーンから放出される光と、長時間ものを見ることによって感じる歪みとの因果関係を暗示することによって、ブルーライトカット眼鏡の有用性をアピールしてきたと言います。
一方、人間は、太陽が沈むことで自然のブルーライトを浴びなくなる時間帯に睡眠を促すホルモン:メラトニンが分泌されますが、PCやスマホが発するブルーライトはこれを阻害します。
つまり、本来睡眠を促されるべき時間にPCやスマホによってブルーライトを見ることで、体内時計が狂い睡眠障害が起こる可能性があり、これこそがブルーライトの問題点だと言う事です。
そうしてみると、ブルーライトカット眼鏡を使うのなら夜間こそ有効でしょうし、一定の時間になったら画面のコントラストを調整できる機能(iPhoneで言えば「Night Shift」)も有効な手段と言えそうです。
しかし、何より有効なのは、就寝前のスマホ利用を止める事、これに尽きるのかもしれません。
松戸店
271-0092
千葉県松戸市松戸1291−1 古賀ビル 4F
047-711-5069