iPhoneの防水・防塵効果は?

[公開日:2018/08/18]

iPhone7以降の防水・防塵効果は?

iPhone7以降の機種は"防水・防塵"とされていて

国際規格で定められた防水・防塵を数値で表したIP規格で見ると

iPhone7は「IP67」と位置付けられています。

IP67の"67"とはどれ程のレベルかを説明すると

6=(第一特性記号)防塵保護レベル

7=(第二特性記号)防水保護レベル

 

具体的には以下の表をご覧いただけると詳細がわかります。

第一特性記号

第二特性記号

赤枠で囲ったのがiPhone7[IP67]の該当規格です。

一般的には第二特性記号の1~4が生活防水、5~8は完全防水とされています。

こうして見ると”ほぼ防水防塵完璧じゃね?”と感じる方も少なく無いはずです。

しかし、Appleは次のような注意書きを提示しています。

"iPhone 7とiPhone 7 Plus(iPhone 8とiPhone 8 Plus、iPhone X)は防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IEC規格60529にもとづくIP67等級に適合しています。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりません。"

注意していただきたいのは”永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります”と言う文面です。

スマホは日常的に様々な環境で長期間使用されます、つまり劣化する度合いが個々に違うことからAppleは”完全防水”と言う文言を避けているのだと思われます。

それを裏付けるかのように実際問題iPhone7以降の機種でも水没修理のご依頼は多数あります。

水の侵入経路

iPhoneの分解経験があれば部品のどの部分にどのような防水処置が施されているのかがわかります。

SIMトレー淵、バックカメラレンズ裏、ホームボタン裏、電源ボタン内側、音量ボタン内側、バイブスイッチ内側、本体下ネジ、スピーカーの細部に至るまで外部からの水を防ぐ為のゴムパッキンが設置されています。

もちろん、液晶パネルと本体間にも。

あくまでも私個人の見解ですが水が最も入りやすいのは ”液晶パネルと本体の隙間”からだと感じます。

理由としては液晶パネルと本体の間に施されている防水テープが薄い粘着ゴムでできており、このゴムは劣化すると溶ける特性があるからです。

 

実際、劣化した防水ゴムが溶けて表面にはみ出ている写真がこちら⬇︎です

この写真のように表面上に出ていれば劣化しているとわかりますが

表面に出てこないで劣化していることがほとんどです。

Appleではどれくらいで防水効果が低下するかなどの期間は提示しておりませんが、1年も使っていれば防水機能は無いと思って使用したほうが良いかもしれません。

水没したらすぐに電源OFF!

水没復旧修理を行う上で大切なのは水没してから水分を除去するまでの時間です。

成功率をできるだけ下げないようにするための応急処置は以下の通りです

1.動いていてもすぐに電源をきる

→タッチ操作が出来ない場合の強制終了のやり方

2.本体の水分を拭き取る

決して振らずに乾いたタオルでじっくりと吸収する

3.ライトニングコネクタ、イヤホンジャックにティッシュなどを詰めて水分を除去する

充電ケーブルは絶対に差し込まない

応急処置を行なったあとはできるだけ早めに修理店へお持ち込みください!

 

source:Apple

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