バッテリーが膨張

[公開日:2017/08/31]

液晶が浮いて来た


「数日前から液晶が浮いて来たような気がする」と感じたら
それはバッテリーの膨張が考えられます。
iPhoneのバッテリーにはリチウムイオンバッテリーが使われており、特性として繰り返し充電して使うバッテリーの中でも「高電圧を維持できる」と言う利点があります。
しかし、約500回程の充電で劣化による電力低下やバッテリーの膨張が起こり易いのが特性で特に負荷の高いゲーム、アプリを頻繁に使用していると充電回数に関係なく本体が熱くなり劣化が早くなる確率があがります。

劣化したバッテリーを放置すると


劣化したバッテリーは早急に交換することをオススメいたしますが
もし、そのまま使っているとどのようなリスクが出てくるのでしょうか。

リンゴループ

iPhoneを最初に起動させた時に画面上に表示されるアップルマークですが
このアップルマークが表示されている間は本体内部で起動準備をしている段階なので全ての準備が整って初めてメニュー画面へと進みます。
しかし、起動準備が出来ない状態だとこのアップルマークが消灯→点灯→消灯・・・と繰り返す現象が発生してりまいます。これがリンゴループと言われる症状でバッテリーが原因で起こる事も実際にあります。
軽度であればバッテリー交換で直りますが、場合によっては直らない場合(データ復旧も困難)もあるので早め早めの交換修理をオススメいたします。

残量表示が不安定になる

これは劣化の典型的な症状でバッテリー表示が不安定になることです。
「さっきまで80%あったのに、数分で20%になる」とか
「残り10%の状態で充電したらすぐに90%になった」などなど
数値は例ですが実際にバッテリー交換に訪れるお客様の6割(当店データ)はこのような症状が出ています。

充電しても起動しない

最低限度必要な電圧を下回ると「深放電状態」「過放電状態」と言う状態に陥り電池の復帰は困難になります。また、通常は残量0%になると安全装置が働き電気機能を停止させますが、そのままの状態で長時間放置すると場合によっては異常発熱や発火につながる恐れもあります。

バッテリー膨張により液晶パネルが破損


写真の様な状態は液晶パネルを押し上げて湾曲しています。ご覧の通り液晶バックライトが点灯しているハズなのに液晶は消灯して点いてません。こうなると【バッテリー+液晶不良】の複数修理となり修理代が加算されてしまいます。(当店では複数修理割り1,500~3,000円が適用されます)
バッテリー交換の際は液晶パネルを取り外し作業を行う為、液晶パネルの状態が痛んでいると修理後に液晶に不具合が出る可能があります。この状態になる前にバッテリー交換をオススメいたします。

バッテリーが膨張した場合の改善策はバッテリー交換しかありませんが、交換するのはいづれにせよ早めの方が良いと思われます。今までバッテリー膨張により破裂・爆発した事案は直接耳にはしませんが危険度が高い状態での使用は個人的にもオススメしません。

使い方

充電に関しては「過放電」と「過充電」を避ける
→充電したまま就寝しない。
→0%のまま放置しない。
高負荷がかかるゲーム・アプリを長時間やらない
→本体が熱くなる状態を持続させない
→扇風機などを当てながら(冷却しながら)使用する
高温/冷温/多湿場所に放置しない
→炎天下の車中、暖房の近く、
→冷蔵庫、冷凍庫、冬の外気
→お風呂、温泉、潮風などに近づけない


最近はバッテリー交換されるお客様が増加傾向にあります。iPhone5シリーズは勿論、iPhone6シリーズもかなり増加してます。
交換時間は10〜15分ほどなので休憩時間、帰宅時間に寄ってすぐに修理できますので是非ご来店ください。

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