バックアップとっていますか？

当店に修理にいらっしゃったお客様の中にも、データが消えてしまった、電源が入らないからデータを取り出せなくなってしまったという方が玉にいらっしゃいますが、皆さん口をそろえて「自分のiPhoneがこうなるとは思わなった」「水没させるなんて思わなかった」とおっしゃいます。

しかし皆様、画面を割らずともiPhoneを落下させてしまったこと、ありますよね。

きっと画面が割れてさえいなければほっとしてそのまま使用していくと思います。

ですがそれは見た目だけのお話。一度でも強い衝撃が加わってしまっている以上精密機器であるiPhoneは内部で何が起こっているかわからないのです。

もちろん強い落下などがなくても、長い間頻繁に使っていれば、衝撃が全く加わることなく使用することは不可能といっても過言ではありません。

どんなに丁寧に扱っていても、ある日突然壊れることはまったく不思議な事ではないのです。

なので、『落としたこともないし、壊れるようなことなんてしてないから大丈夫！』ではなく、『精密機械はひょんなことでいきなり壊れるかもしれない』と認識しておきましょう。

１．iCloud

iPhoneを使っている方が一番簡単で手軽な方法が、このiCloudでのバックアップ。AppleIDでログインさえしておけば、勝手にバックアップを取ってれますし、その他のApple製品で同じIDを使ってログインすれば、すべてのデータが共有可能です。

難しくてバックアップとか手を付けてないんだよね・・・というかたもこれならとっても簡単！

ただデメリットとして、無料で使用できる容量が少ないということ。メモや連絡先などのテキストデータだけなら問題ないのですが、写真やビデオなどすべてバックアップを取ろうと思うと、確実に足りません。すべてiCloudで済ませるなら、追加の月額料金を支払う必要があります。ですがものすごく高額というわけではないので、手軽さを優先したい方は月額料金の支払いも十分視野に入れて問題ないと思います。

２．iTunse

PCにケーブルをつないでバックアップを取る方法です。iPhone内部のすべてのデータを無料でバックアップを取るが可能です。アプリや画面の配置、さらには設定などもそのまま引き継ぐことができるので、とにかく楽で簡単。しかもAppleのPCならケーブルを使わずとも、Wi-Fiにつながっているとワイヤレスでバックアップを取ってくれたり同期することが可能です。（時間はかかりますが・・・）

こちらのデメリットは、近年iPhone、iPadの性能が良くなりすぎて、PCを必要としない家庭が増えたことです。PCが必要な方法なので、PCを持っていない方はこの選択肢は使えませんね。

３．無料のバックアップアプリ

AppStoreでバックアップと検索をすると、たくさんのバックアップ用のアプリが無料でダウンロードできます。例えばGoogleフォトやYahooかんたんバックアップなど。アプリを開いておけばバックアップを取ってくれるのでとても手軽です。こちらもiCloud同様、アカウントが必要ですがログインすれば、そのアプリの対応機種すべてでデータを共有可能です。

デメリットはアプリにもよりますが、あまりに容量が多いと追加料金が必要になってくるものもあります。複数アプリを併用して使い分けないといけないという場合もあったりとちょっと面倒。

代表的な3種類の方法をご紹介しましたが、結局どれがいいのか・・・難しいですね。

参考程度に筆者のバックアップ方法をご紹介します。

写真やビデオはGoogleフォト、電話帳やメモ、Safariのお気に入りなどのテキストファイルはiCloudでバックアップを取っています。

アプリを含むその他のデータは、消えても問題ないと思えるものばかりなのでバックアップを取っていません。

このようにデータの重要度に優先順位をつけて「捨てデータ」のようなものを作ってしまえば、無料の範囲で十分バックアップを取っておくことが可能です。

もちろん！お仕事などの大切なデータがたくさん入っているような方は、多少お金をかけてでもしっかりとバックアップを取っておくことをお勧めします。

消えてしまったデータだけは元に戻すことができませんので・・・。

もうすぐ新型iPhoneの発表もありますので、お早目にバックアップを取っておきましょうね☆

作成者：I