Appleで交換してくれるiPhoneは中古品です

[公開日:2017/03/09]

iPhoneを修理にいらっしゃる方の中には、データを取り出したいがためにいらっしゃる方も多くいます。ほとんどの方がApple Care+に入られているようで、データさえ新しい端末に入れられるのであれば、うちで修理を行うのではなく、正規修理店で新しいiPhoneに交換してもらいたいとおっしゃる方もいらっしゃいます。こういった話で必ず言うようにしているのですが、Appleの正規修理店で交換してもらえる端末のほとんどは新品ではありません。中古品であるか、問題なく使用できるパーツを組みなおした「リフレッシュ品」に相当するものなのです。

ほとんどの方は故障で交換してもらえる端末は新品だと思っていらっしゃいます。確かに修理に出した際に交換品として出される端末はどれも綺麗なので、一見すると中古品だとは思えません。しかし、残念ながら6以下のモデルで交換用に新品の端末を用意しているところはほとんど無いようです。まぁ、最新機種がたくさん出ている中で、買うかどうかも分からず、故障が出るかもわからないもののために旧モデルの在庫を抱える事は無いですよね。

ちなみにこのリフレッシュ品、ちゃんとApple Care+の規約に「新品と同等」といった文言で書いてあるので、気になる方は一度規約を確認してみてください。実はこのリフレッシュ品に関してはアメリカで訴訟が行われたため、そのエリアに関しては新品で交換対応するという文言が規約に掲載されていたことがあります。このブログを書くに当たり改めて探してみたのですが、探し方が足りないのか残念ながら発見するには至りませんでした…。また機会があれば探してみて、見つけたら皆さんにキャプチャー付きでお伝えしたいと思います。

パッと見は綺麗なリフレッシュ品ですが、実はiPhone6Plusの交換品がちょっと怖いのです。しばらく前にAppleが正規のトラブルとして認めた「タッチ病」がそれにあたります。知らない方のために説明すると、タッチ病とはiPhone6/6Plusに特有のもので、基盤の歪みによってタッチ操作が全くできなくなってしまうという、非常に恐ろしい症状です。フレームが柔らかい6と6Plusだから起きる症状なので、6s以降はフレームが固くなったためまず出る事はありません。しかしこのタッチ病ですが、最初は症状がほとんど出ず、徐々に症状が悪化するというのが厄介なのです。そのため、リフレッシュ品の中にはタッチ病予備軍が潜んでいるのです。事実当店でもリフレッシュ品に交換してからタッチ操作ができなくなったという修理依頼を受けたこともあります。残念ながら当店では基盤修理が出来ないため、タッチ病の改善修理ができず正規店で改めて交換対応となってしまいました…。

リフレッシュ品もほとんどは問題無く動くので、せっかく保証に入っているのであれば活用しても良いと思います。しかしそれでも料金はかかるので、データを消さずに即日お渡しできる当店をご活用するという選択肢も持っていただけると良いなと思います(^^♪

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