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修理担当のYKです。
iOS10.3.3のアップデートがリリースされました。
今回のアップデートは「バグの修正およびiPhoneまたはiPadのセキュリティ問題の改善」です。“Safariで悪意を持って作成されたWebページにアクセスすると、アドレスバーが偽装される可能性”を含む、いくつかの脆弱性が修正されたとのことです。アップデート後は「Wi-Fi接続時の通信速度低下」「バッテリーの減りが早くなった」といくつか報告されていますが、一部では動作が早くなったとの報告もあります。iOS10.3以降のデバイスでアプリのダウンロードやアップデートを行うと、インストール中で止まってしまうという不具合が報告されていましたが、今回のiOS10.3.3ではそれが改善されたようです。
今年リリース予定のiOS11がとても楽しみですが、iOSアップデート時の注意点があります。
それは、アップデート中に電源が落ちないようにすることです。
アップデート中に電源が落ちると、再起動を繰り返す「リンゴループ」と呼ばれる恐ろしい症状になってしまう可能性があります。このリンゴループはiOSの不具合で多く報告されており、iTunesに接続し直接iPhoneのiOSを更新して修復を試みる必要がありますが、復旧が出来ない可能性が非常に高いです。このように、iOSアップデートが失敗するとiPhoneのシステムが起動出来なくなる可能性があるので、アップデート時には必ずバッテリー残量に注意しましょう。iOSソフトウェアアップデートをするには、バッテリーの残量が50%以上が必要で、それ以下だと実行することが出来ないようになっていますが、バッテリーが劣化していて、フル充電から電池残量が尽きるまでに1時間ももたない場合、アップデート中に電源が落ちてしまう可能性があります。システムを破損させてしまわないよう、バッテリーの減りが早い場合はバッテリー交換をし、アップデートの際はLightningケーブルを接続することを強くオススメ致します。
もう一つ注意点があります。
新しいソフトウェアがリリースされるとiPhoneには「ソフトウェア・アップデート iOS〜はiPhoneで使用でき、インストールの準備ができています。」という通知が表示されます。
この通知が表示され誤って「今すぐインストール」をタップしてしまうとアップデートの検証に進み、自動的にソフトウェアアップデートが開始されてしまいます。これは途中で中断することが出来ないので、開始してしまったら終了するまで待つしかありません。なので、強制シャットダウンをしたり再起動をしないよう注意しましょう。
当店をご利用されるお客様には、アップデート中に電源が切れて起動出来なくなってしまったとの問い合わせがいくつかありますが、iTunesで更新を実行しても修復が出来ない場合は正規店で対応して頂くようご案内しております。アップデートで不具合が起きてしまう可能性があるので、アップデート前には必ず「事前のデータバックアップ」を忘れないようにしましょう。