今年9月に「iPhone 11 Pro Max」が発売されました。
iPhone 11 Pro Maxは、6.5インチの大画面ディスプレイと、見た目にもインパクトのある「トリプルレンズカメラ」が魅力の機種です。
カメラ性能にこだわりたい人なら購入を検討したい一台です。
しかしいざ購入となると、
「10万円越えの価格に見合う性能が本当にあるの?」
といったあたりは気になるところです。
そこで本記事では、iPhone 11 Pro Maxの機能や特徴を、ユーザーの評判を交えながら、詳しく解説していきます。
iPhone 11 Pro Maxは「買い」の一台なのか、見ていきましょう。
サイズ | 158.0 × 77.8 × 8.1 mm |
---|---|
重量 | 226 g |
ディスプレイ | 6.5インチ有機EL Super Retina XDRディスプレイ |
カメラ | トリプル12MPカメラ 超広角:ƒ/2.4絞り値 広角:ƒ/1.8絞り値 望遠:ƒ/2.0絞り値 |
メモリ | 4GB |
ストレージ64/128/256GB | |
防水・防塵 | IP68 最大水深4メートルで最大30分間 |
チップ | A13 Bionic |
カラー | スペースグレイ、シルバー、ミッドナイトグリーン、ゴールド |
「iPhone 11 Pro Max」は、iPhone 11 Proの大きいバージョンにあたる機種です。
サイズ以外のスペックには、基本的には「iPhone 11 Pro」と同じです。
カラーは、スペースグレイ、シルバー、ミッドナイトグリーン、ゴールドの4色。
「ミッドナイトグリーン」はXSシリーズになかった新色です。グリーンと言いつつも、グレイに近い落ち着いた色合いになっています。
ついに〜!
iphone 11 pro MAX!!!!!!
ミッドナイトグリーンが欲しくて、2週間ちょい待った(´-`).。oO
ホームボタンないの違和感
iPhone 11 Pro Maxの最大の特徴は、背面のトリプルレンズカメラです。
見た目のインパクトもさることながら、撮影性能や機能も大幅に進化しています。
iPhone 11 Pro Maxのカメラを詳しく見ていきましょう。
iPhone 11シリーズから「ナイトモード」が新たに搭載されています。
ナイトモードは暗闇でも明るく写真を仕上げつつ、明暗のあるところでも「白飛び」「黒つぶれ」を防いでくれる機能です。
こちらは、ナイトモードで街頭のない沿道を撮影したものです。昼間のような明るさで撮影できていますね。わずかな光でもこれだけ明るく撮影できます。
iPhone 11 pro max
— しき (@PoSh1ki) September 25, 2019
画質えぐいけどナイトモードが
さらにえぐい。夜九時前の
街頭ほぼゼロの田舎道路でこの明るさ pic.twitter.com/OQ9AyGr3dg
ナイトモードのないiPhone XSとの比較が以下の通り。
夜景の撮影能力の差は歴然ですね。
iPhone XS Max vs iPhone 11 Pro Max night mode pic.twitter.com/0vjZe00LGy
— Ryan McLeod (@Ryanmcleodd) October 15, 2019
iPhone 11 Pro Maxでは、超広角カメラが新たに追加され、「超広角撮影」が可能になりました。
超広角撮影は、魚眼のように広い風景を画角におさめてくれる機能です。「広い風景を1枚の写真におさめたい」というときに重宝します。
普通の公園の遊具も、iPhone 11 Pro Maxの超広角レンズで少しだけドラマチックに撮れます。 pic.twitter.com/rddeuquEmg
— あまじょうゆ (@amajyouyu) October 22, 2019
大きな建物でも、後ろに下がらなくても全貌を撮影できます。
11ProMaxの超広角で。今日で終わりたくないぞ。 pic.twitter.com/IsPE4xjTC7
— wadahiro (@wadahiro0929) October 23, 2019
iPhone 11 Pro Maxでは3つのカメラが連携することで、ポートレートモードもさらに進化しています。
ポートレートは被写体にピントを合わせつつ、背景をボカしてくれる機能です。手軽にプロっぽい写真が撮れます。
iPhone 11 Pro Maxでは、XSではできなかった「寄り」のポートレートができるようになりました。
XSのポートレートでは、被写体に近づきすぎると「離れて下さい」の表示があり、撮影ができませんでした。
11 Pro Maxでは、近距離でもポートレートが使えます。
iPhone 11pro maxポートレートモード
— natsu@膝がへそ曲げた (@twinsammer) October 5, 2019
舞茸御膳 丹波山にて pic.twitter.com/yiXdCWecCt
ポートレートモードでスタジオ風のモノクロが作れるのも、「iOS 13」からの新機能です。撮れる写真の幅が広がりますね。
My first photo with the iPhone 11 Pro Max, using the new high-key light mono portrait mode #iPhone11ProMax pic.twitter.com/dN0u9qHxhf
— Adam Carter (@adamcarter) September 20, 2019
iPhone 11 Pro Maxでは、ビデオ撮影も強化されています。
▼iPhone 11 Pro Maxのビデオ撮影の特徴
とくに「超広角カメラ」の迫力のあるビデオ撮影は注目ですね。
iPhone 11 Pro Maxのビデオ撮影の特徴を詳しく見ていきましょう。
ビデオ撮影でも「超広角カメラ」が使えます。広角カメラを利用すれば、今までにない迫力のある映像が撮影できます。
iPhone 11 Pro Max手持ち撮影。手振れ補正半端ないし超広角が手軽に撮れて楽しい。
— けんいち@伊豆のぬし釣りVlog (@innovarth_1) September 21, 2019
▼動画はこちら▼https://t.co/nlpFbxjvsI pic.twitter.com/lXiglMDFP5
手ブレ補正の精度も、XSシリーズに比べると少し進化しているようです。アクションカメラ並みという声も多いです。
お分かり頂けただろうか。この映像、正真正銘のスタビライザー無しで iPhone 11 Pro Max を手で持って歩きながら、撮影した動画です。手振れ補正がアクションカメラ並み、すごい。
— もっちusシアトルの民 (@dkmczk) October 2, 2019
補正は、DJI Osmo Pocket に少し劣りますが、超広角で撮影できることを考えたら動画も、もはやiPhoneだけでいい。 pic.twitter.com/vFZGl5Hf9U
iPhone 11 Pro Maxでは、XSシリーズに続き、最大60fpsの4Kビデオの撮影が可能です。
こちらはiPhone 11 Pro Maxの4K画質で撮影したもの。4Kのビデオはかなり容量を食うので「ここぞ」という場面で利用していきたいところ。
Testing 4k, 60fps video recording quality to @Twitter on the new @Apple iPhone 11 Pro Max. pic.twitter.com/FJY1JZOFnG
— Jake Parker (@JakeParkerLIVE) September 21, 2019
スマホでこれだけの動画が撮れてしまうと「スマホで十分」という人も増えてきそうです。
iPhone 11 Pro Maxでは、動画の編集機能がさらに使いやすくなっています
編集後の保存にかかる時間が大きく短縮され、気軽に動画編集が使えるようになりました。TwitterやInstagramにアップしたいという人には嬉しい進化です。
そのほか、撮影後に細かな動画の調整ができるのも魅力。
露出、ブリリアンス(明るさ)、コントラスト、明るさ彩度、自然な彩度、暖かみ、色合い、シャープネス、精細度、ノイズ除去など、撮影後の調整機能も豊富に用意されています。
パソコンがなくても、スマホだけでかなりのことができてしまいます。
たった今、iPhone11 Pro Maxの超広角レンズで撮影した車窓動画
— jin_ishii@JK (@jin_ishiiJK) September 30, 2019
驚いたのはGH5と比べて、近景のローリングシャッター歪みが極めて少ないという事。
設置性の良さや、その場でささっと編集してSNSにアップできる瞬発力を持つiPhone11は最高の車窓撮りカメラかもしれないですね。 pic.twitter.com/lGvPp6zOUY
CPUは最新の「A13 Bionicチップ」を搭載しています。
CPUチップの性能としては、現行のスマホで超トップレベルです。最新ゲームでもガンガンプレイできます。
スマホの処理性能を示す「Antutuスコア」は45万点越えです。
iPhone 11 Pro Max 256GBのAnTuTuアプリベンチマークスコア
— 白長谷 (@siranagatani) September 20, 2019
45万9千点って何これ
XS Maxでは32万点とかそんな感じだったっぽいので,スコア化け物では pic.twitter.com/sxiv6XPmXz
XS/XS Maxの31万~32万点から比べると、大幅にスコアアップしています。スマホでゲームをやる人も、向こう2年はバリバリ使っていけそうです。
iPhone 11 Pro Maxでデレステ 3Dリッチモードでプレイしたら全くもってカクカクしない!!A13もといGPUめっちゃ性能良くなってるやん、素晴らしかー(●´ω`●)
— 犬山シエル(@Stellvia) September 20, 2019
バッテリー駆動時間は、XS Maxに比べて最大5時間アップしています。
▼バッテリー駆動時間の比較
11 Pro | 11 Pro Max | |
---|---|---|
ビデオ再生 | 最大18時間 | 最大14時間 |
オーディオ再生 | 最大65時間 | 最大60時間 |
駆動時間アップの理由としては、バッテリー容量自体の増量もありますが、ソフトウェアとの連携を強化して効率化がなされたことが理由として大きいようです。
このあたりはソフトとハードを一貫生産しているAppleならではですね。
iPhone 11 Pro Maxのバッテリーの持ちがあまりにも良いからアプリでチェックしたんだけど、昨日の18時から夜寝るまで(2時過ぎ)までかなり使い倒してそのまま充電せずに寝ちゃってもこんなにバッテリーが残ってます。タフでしょ! pic.twitter.com/nElRsug5cs
— コグレ|note本発売中[ブロガー:旅と酒とガジェット] (@kogure) October 7, 2019
サイズや重量についての評判を見ていくと、予想通り「重い」という声が大半です。
iPhone11 Pro Max 重いなw
— おゆり (@yuRim_GR) October 12, 2019
分かってたけど重いな
サブ機のX 使っちゃうわ
iPhone 11 Pro Maxは、重い。ずっしりと重いな
— おんちゃん (@tontokaimo) September 26, 2019
「あまり重いスマホは嫌!」という人は素直に、サイズの一回り小さい「iPhone 11 Pro」を選んでおくのが良さそうですね。
▼iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxのサイズ比較
11 Pro | 11 Pro Max | |
---|---|---|
重量 | 188 g | 226 g |
サイズ | 144.0 × 71.4 × 8.1 mm | 158.0 × 77.8 × 8.1 mm |
ディスプレイサイズ | 5.8インチ | 6.5インチ |
iPhone 11 Pro Maxの機能・特徴を紹介しました。
iPhone 11 Pro Maxは、XSシリーズから比べると、カメラ周りの性能が大きく進化しています。
トリプルレンズカメラならではの、写真・ビデオ撮影のクオリティに魅力を感じた人はぜひ購入を検討してみると良いですね。