こんにちは
iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店です。
「世界の工場」
中国が、そんな呼ばれ方をしたのはもう終わりなのかもしれません。
ロイターが伝えるところによると、Appleの主要サプライヤーの1つであるFaxconn(鴻海)は、早ければ2019年内にもインドでのiPhoneの組み立てを開始するとのことです。
iPhoneの組み立ては、インド南部タミルナド州スリペルブデュールにあるFoxconnの工場で行われる予定で、鴻海は、iPhone組み立てなどへの投資も含めて、工場の拡張に250億ルピー(3億5600万ドル)を投資する予定との事です。
インドのFoxconn工場で生産されるiPhoneは、iPhone XSなどのフラッグシップ機になるようですが、インドでは、すでに台湾Wistronが、iPhone SEやiPhone 6sにような低価格モデルを生産している事から、インド製iPhoneの比率が高まりそうです。
インドでiPhoneを生産する理由には、昨今の米中の貿易問題が影響していることは間違いありませんが、一方では、Apple製品の販売がインドでは全く奮わない事も大きな理由かもしれません。
実はAppleは、2018年第2四半期(4~6月)のインドのスマートフォン市場において、シェアを過去最低の1%まで落とす等、苦戦を強いられていますが、こうした状況の打開も、フラッグシップモデルのインド生産の理由の1つかもしれません。
米メディア「9to5 Mac」によれば、インドの商務大臣Suresh Prabhu(スレーシュ・プラブー)氏は、来月、製造計画について協議するために、早ければ年明け早々にもApple幹部と会談することを明らかにしています。
同大臣は、現地メディアに対して、インド政府は現在もAppleと話し合いが継続中である事を明かし、国内へのAppleのオフィス設置について前向きであることや、インド政府とAppleとの関係はここ数年でかなり変化しているとも語ったとの事です。
インドでのApple製品の販売が不振を続ける理由の1つは、単一ブランドの小売店舗~つまりApple Storeを開設できない事です。
インドでは単一ブランドの小売店舗を設置するために満たすべき幾つかの要件があり、単一ブランド店は、販売商品の30%の現地調達商品を販売することが求められるため、Foxcannの新たな工場でiPhoneを生産する事は、中国からの脱出だけでなくインドでApple Storeを開設するという目的もあると考えられます。
渋谷店
150-0043
東京都渋谷区道玄坂2丁目2−1しぶちかショッピングロード
03-6416-0622