ドコモ、時速300km/hでの5G実験にGT-R購入・改造

[公開日:2019/01/29]
筆者: 渋谷店

こんにちは

iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店です。

 

オートモーティブワールド2019のドコモブースには、ひときわ目立つカラーリングが印象的な日産GT-Rが展示されています。

 

このど派手なGT-Rは、NTTドコモが次世代通信規格5Gの実験用に購入し改造したものです。

 

55ナンバーも5Gにちなんで取得したのでしょうか。

 

高速移動中のハンドオーバーの克服

携帯電話やスマートフォンなどを移動中に利用するためには、接続している基地局を次々に切り替えてゆく事と、その際に接続相手を自動的に引き継ぐ事が必要で、この技術を「ハンドオーバー」と言い、当然5Gにおいても克服しなければならない課題です。

 

5Gは、現状の4GLTEと比べて、100倍ともいわれる大幅な通信速度の向上、帯域の拡大が特徴で、自動運転やコネクテッドカー(常時ネットに接続している機能を持ったクルマ)には欠かせない通信技術とされています。

 

確かに、自動運転中に基地局が切り替わったからと、通信が途切れてしまうようでは安全性を担保できなさそうな事は素人が考えても想像がつきます。

 

そういう意味で、5G100km/hの速度での移動中のハンドオーバー程度は難なくこなさなければなりませんし、もっと高速でも接続・切替え・引き継ぎが安定している事が担保されなくては、怖くて利用できません。

 

 

展示は車両以外に、肝心のアンテナも

ハンドオーバーの技術も非常に重要ですが、実は、自動車での5G利用の「肝」はアンテナのようです。

 

5G4GLTEよりも周波数帯域が高いため、金属に覆われた自動車車内では受信しにくいのだそうです。

 

そのためアンテナはウィンドシールド周辺に設置するか、スマートフォンならなるべく外から見えるところで使う必要があるそうです。

 

ドコモはAGCと共同で5G車載アンテナと、5Gガラスアンテナを開発していて、ハンドオーバーの実験もこのアンテナを使って行っているとの事です。

 

ちなみに、実証実験では、100km/hのハンドオーバーで8Gbps(下り)伝送速度を計測し、実験では300km/hまでのハンドオーバーを成功させているとの事ですが、ナンバーを取得していますので、実験機材を搭載した真っ赤なGR-Rを高速道路など公道で見かける事があるかもしれませんね。

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