ダイワンテレコム渋谷店でございます。次から次へと派手なキャンペーンを展開していて、「どれを」「どこで」使っていいのか混乱しそうなスマホ決済ですが、実は、一口に「20%還元」言っても実際に還元される額はサービスによって異なるので注意が必要です。
次から次へと派手なキャンペーンを展開していて、「どれを」「どこで」使っていいのか混乱しそうなスマホ決済ですが、実は、一口に「20%還元」言っても実際に還元される額はサービスによって異なるので注意が必要です。
スマホ決済サービスの括りの中で、同じように20%還元キャンペーンを展開する各社決済サービスですが、実は、メジャーな4社の決済サービスは2つに分ける事ができます。
片方は、「残高還元」で還元を行う決済サービスで、PayPayや、LINE Payがこちらのグループに入ります。キャンペーンの仕組みはシンプルで、支払った税込金額に対して20%が還元されます。もう一方は、「ポイント還元」で還元を行う決済サービスで、d払い、楽天ペイがこちらに属します。
仕組みは、税込み支払額に対して、200円ごとに1ポイントを還元するのが基本の還元率になり、キャンペーン時は、200円ごとに還元するポイント数をアップする事で、「40倍ポイント(d払い)」(※)等を実施しています。
※d払いでいう「40倍」は、200円で1ポイント=0.5%を、キャンペーンで40倍にしているという意味で、実質の還元率は20%となります。40%還元ではないので要注意です。
例えば、900円の買物をした場合、「残高還元」で20%還元が行われた場合は180円が還元されますが、「ポイント還元」で、200円で1ポイントを40倍の場合、還元されるのは「4ポイント×40倍」で160円相当となります。このように、還元の方法で、実際に還元される金額が異なってくる場合があるので、注意が必要です。
例えば、毎日500円ずつコンビニで買い物した場合、残高還元では500円×30日×20%=3,000円ですが、ポイント還元(40倍)では500円÷200×1ポイント(小数点以下切捨て)×40倍×30日で、2,400円となります。
つまり、本来15,000円支払っているのにも関わらず、ポイント還元方式では、毎日の買物で200円で割り切れない100円が切捨てられ、30日間で還元対象となる支払額は12,000円となってしまうわけです。
別事例では、例えば毎日20%還元を利用して、コンビニで150円のお茶を購入した場合、PayPayとLINE Payは毎日30円ずつ還元され、30日間で900円の還元を得られますが、D払いの場合は、150円ではポイント還元の基準200円に満たないため、30日経っても1ポイントも付与されないと言う事になります。
楽天ペイは、20%還元を実施していませんが、同じポイント還元性を採っているため200円に満たない金額が切捨てられて、還元対象にならないのはd払いと同様です。
しかも、残高還元の決済の場合は、還元された残高を使った支払いでも、通常のチャージからの支払いと同様に還元対象になりますが、d払いの場合には、還元分も含めdポイントで支払った分は還元対象外で、クレジットカードから決済された分だけが還元対象となります。スマホ決済は、実は同じように見えて、内実はかなり大きな違いがあります。
使える店舗の多さや支払のオペレーションの簡単さなど、どの決済サービスを選ぶかは、必ずしも還元される額の多寡で決まるものではないかもしれませんが、同じに買い物をしていて、片や満額に対して還元され、片や一部が切り捨てられるという事を考えると、筆者としては、残高還元のサービスをお勧めしたいと思います。
参考URL:LINE Pay公式ブログ、d払い ドコモ払い
画像ULR:LINE Pay公式ブログ、d払い ドコモ払い
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