LINE Payとメルペイが業務提携~相互で利用可能に

[公開日:2019/04/06]
筆者: 渋谷店

 

こんにちは

ダイワンテレコム渋谷店です。

327日、LINE Pay株式会社と株式会社メルペイは、キャッシュレス普及促進を目的とした業務提携に関する基本合意書を締結した事を発表しました。

 

この提携によって、両社が提供する「LINE Pay」と「メルペイ」における加盟店の相互開放や、両社が参画する加盟店アライアンス(事業者連合)Mobile Payment AllianceMPA)」を設立し、他事業者へも参加を呼び掛けてゆくとしています。

 

業務提携の背景とは

現在、金融機関・大手通信事業者・IT企業等、多くの業種からスマートフォン決済事業への参入が相次ぎ、政府のキャッシュレス決済拡大の方針とも合致した形で、今後もさらに新規参入を予定している事業者が名乗りをあげており、キャッシュレス化に向けて盛り上がりつつあります。

 

しかし一方では、決済サービスが乱立し、加盟店が個別決済への対応負担が増加し、オペレーションも煩雑化し、こちらの店舗で使える決済はこれ、彼方の店舗で使える決済はこれ…といった具合に、加盟店がどの決済に対応したかで、利用者の来店に影響する可能性も現れています。

 

さらに、一般ユーザーは個々に異なる仕様の決済を理解・選択する等のリテラシーの高さを求められるなど、キャッシュレス化促進のために、障害となるような事象が現れつつあります。

 

このような状況下では、真の意味での「利便性の高いモバイル決済サービス」を提供できないとして、キャッシュレス決済の一層の普及促進を進めるために業務提携を行ったとのことです。

 

注目の提携合意のメリットは…

LINE Pay・メルペイ両社は、まず2019年夏を目途に、両社の決済サービスを取扱う加盟店を相互開放し、各サービス利用者が、双方の加盟店でLINE Pay・メルペイを利用可能を目指します。

 

これが実現すれば、LINE Pay加盟店はメルペイ利用者を、メルペイ加盟店はLINE Payユーザーを取り込む事ができるため、加盟店の導入負担を軽減し、各サービス利用者を獲得するメリットが得られます。

 

利用者においても、LINE Pay利用者はメルペイ加盟店でLINE Payを、メルペイ利用者はLINE Pay加盟店でメルペイを利用する事ができるため、利用可能店舗が大幅に拡大する事になります。

 

さらに両社は、今回の提携主旨・目的に賛同する他決済サービスに対して、「Mobile Payment AllianceMPA)」への参画を呼び掛け、上記のような提携メリットの拡大を目指すとしています。

 

 

 

利用者目線で考えれば、全ての決済が相互乗り入れしてくれれば、「この決済は使える」「このペイは使えない」など、取捨選択の手間をかけずに、もっと気軽にスマホ決済を利用できるようになり、利便性が向上するのは間違いありません。

 

しかし、何事においてもユーザーの利便性そっちのけで、独自方式・独自仕様が大好きな日本の大企業は、果たしてLINE Payとメルペイの思惑に乗ってくるでしょうか。少なくとも、企業として若く柔軟な両社の比べ、銀行系・大手流通系などは、あくまで独自方式を貫こうとするのではないかと懸念されます。

source:merpay

Photo:merpay

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