現金派とキャッシュレス派、貯蓄額が多いのはどっち?

[公開日:2019/04/09]
筆者: 渋谷店

株式会社ジェーシービー(JCB)は、2019年3月8日(金)~3月11日(月)の4日間、全国の20歳から69歳の男女を対象に「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2019」をネット上で実施し、その結果を発表しました。

 

2018年に増やした貯蓄額はキャッシュレス派が多い

回答者1,000人全員に昨年(2018年)1年間に増やせた貯蓄額を聞いたところ、最も多かったのは「0円」で、全く貯蓄を増やせなかった人が全体の39.8%を占めていました。

 

続いて「1万円~50慢円未満」が28.6%、「50万円~100万円未満」が12.7%、「100万円以上」が14.1%で、0円も含めた平均貯蓄額は57.2万円でした。

 

この貯蓄を増やせた額を日ごろの買物等の際の「支払方法」~キャッシュレス派と現金派で分類してみると、

キャッシュレス派の平均貯蓄額は83.2万円で、男性は平均102.4万円を、女性は平均61.6万円の貯蓄額を増やせているのに対し、現金派の平均貯蓄額は34.2万円で、キャッシュレス派の41.1%に過ぎず、現金派の男性の地平均貯蓄額は45.8万円、女性の平均貯蓄額は23.3万円でした。

 

現金派の男性の昨年の貯蓄額は、キャッシュレス派の女性よりも少ない結果となり、この結果を見ると、昨年2018年に限っては、キャッシュレス派の方が圧倒的に貯蓄額が多く、男女とも現金派の貯蓄額を大きく上回っています。

 

 

今年の貯蓄目標は「100万円以上」が3割

次に、回答者1,000人全員に、今年の貯蓄目標額を聞いたところ、最も多かったのは「100万円台」で18.3%、

200万円台」が5.7%、「300万円台」2.4%で、「500万円以上」が7.9%もおり、100万円台~500万円以上を併せた「100万円以上」が全体の34.6%にも上りました。

 

14.7%いた貯蓄目標額「0円」も含めた平均貯蓄目標額は257.2万円でしたが、これを先ほどと同様に、日ごろの買物の際の支払方法~キャッシュレス・現金で分類してみると

キャッシュレス派では、平均で325.4万円を貯蓄目標にしており、男性は平均貯蓄目標を407.8万円、女性でも平均貯蓄目標を232.4万円と考えているのに対し、現金派は、男女平均で178.3万円で、キャッシュレス派の69.3%でした。

 

目標額でも、現金派の男性の目標額209.5万円は、キャッシュレス派の女性よりも少額となっており、貯蓄意欲においても、現金派はキャッシュレス派よりも貯蓄に対する意欲が低い傾向が見て取れます。

 

節約においてもキャッシュレス派の意識が高い傾向

次に、新年度の目標を聞いたところ、最も多かったのは「貯蓄」、2番目に多かったのは「生活費の見直し・節約」でしたが、回答者全員に「いくら節約したいのか」を聞いたところ、最も多かったのは「1万円~10万円」で29.6%、続いて「10万円~20万円未満」が16.3%、「50万円以上」は9.4%となり、「0円」を含めた節約目標額の平均は18.8万円でした。

これを日ごろの支払方法「現金」と「キャッシュレス」で分類したところ、生活費削減目標額の平均は、キャッシュレス派が23.2万円、現金派が14.2万円となり、キャッシュレス派の方が9万円多く、ここでもキャッシュレス派の方が、節約意識が高いことが分かります。

 

 

 

これらの数値はあくまで調査結果であり、必ずしもキャッシュレス派の人の方が現金派よりも金銭感覚がシビアで、貯蓄意欲や節約の意識が高いとは限りませんが、少なくとも、キャッシュレスで得られる数パーセントの「ポイント付与」や、「残高還元」「キャッシュバック」等を得ようとしない姿勢は、やはり、「お金を増やす」「節約する」事への意識が低い事と共通すると言えるのかもしれません。

 

source:JCB

Photo:JCB

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