Apple Watchにバッテリー膨張による破損の集団訴訟

[公開日:2019/04/13]
筆者: 渋谷店

Apple Watchのバッテリーが膨張して、画面が破壊される等の不具合が生じているとして、米ニュージャージー州にてAppleに対する集団訴訟が提起されたことが報じられています。

 

現地に在住のPriano Keyser氏は、Apple Watch series 4までの全てのモデルにおいて、搭載されるリチウムイオンバッテリーが膨張し、画面に「ヒビが入る」「粉砕する」「画面が外れる」等の欠陥が生じやすいと主張しています。

 

こうした不具合は、ユーザーの責任ではなく購入後わずか数日から数週間で発生するとして、Appleの責任を追及しています。

 

訴状によれば、Appleは、Apple Watchを販売する前から製品に不具合がある事を知っていたか、あるいは、認識しているべきだったにも拘わらず、何ら手を打たないまま製品を販売した事によって、利用者にとって重大な安全上の問題を引き起こしたとして、Priano Keyser氏自身を含む全てのユーザーを対象に損害賠償を求める訴訟を提起したとしています。

 

Apple Watch series 2でバッテリー不具合を認めている

実はAppleは、過去に、Apple Watch series 2においてバッテリー劣化による不具合を認めており、購入から3年以内及び48mmモデルに限って無償修理を提供しています。

 

しかし、一方では、20186月に米カリフォルニア州で提起された、今回とほぼ同じ趣旨の集団訴訟においては、原告の主張は、製品の欠陥の結果(画面のひび割れや破損、分離)ばかりを述べ、その結果を引き起こす原因の特定については沈黙している」として、その訴えを却下した事実があります。

 

 

 

今回のPriano Keyser氏の訴えを裁判所がどう判断するのかに注目ですが、万が一、原告の主張が認められれば、Priano Keyser氏を含む利用者向けの何らかの対応や、Apple Watch series 2と同様の無償修理プログラムが提供されるかもしれませんが、iPhoneの極度の不振を抱えるAppleとしては、ここでApple Watchの評判まで落とすような事態には至りたくないのが本音でしょう。

source:engadget日本版

Photo:Apple

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