無料でお試し利用できるMVNO、8社を比較してみよう

[公開日:2019/05/16]
筆者: 渋谷店

 こんにちはダイワンテレコム渋谷店でございます。料金が割安なMVNO・格安SIMは気になっているけれど、実際にちゃんと使えるのかどうか不安で乗換えに踏み切れなという方も少なくないはず。そこで今回は、無料でお試し利用が可能なMVNOをご紹介します。

無料でお試し利用できるMVNO、8社を比較してみよう

料金が割安なMVNO・格安SIMは気になっているけれど、実際にちゃんと使えるのかどうか不安で乗換えに踏み切れなという方も少なくないはず。

プランやオプションサービス、それぞれの料金などは格安通信会社のHPを見たり、ショップがあれば、転倒で説明を聞く事もできますが、実際の使い勝手は実際の契約が済んで、SIMが届いてからでないと分からないのが普通です。

でも、そうした事の弊害として、実際にSIMが届いたら、自宅の電波状態があまり良くなかったとか、よく行くお店が圏外だった、思ったより通信速度が遅かった等々の「想定外」の事態に陥る事も珍しくありません。

さらに、大手キャリアからの乗換えの場合、果たして納得できる通信速度が提供されるのかは非常に重要ですし、キャリアにないサービス、例えば「カウントフリー」や「低速モード」などを事前に試したいとお考えの方も少なくないと思います。

そこで今回は、無料でお試し利用が可能なMVNO、少ないコストで試せるMVNOをご紹介したいと思います。

完全無料で試せるMVNOは3社しかない

そもそも「お試し制度」や、「トライアル制度」を提供している格安通信会社自体が少ないのですが、「完全に無料で試せる」を条件に加えると、それに合致するのは僅か3社のみです。

Qmobileは端末もSIMも無料で試せる

UQmobileは、モバイルWiFiを提供するUQコミュニケーションズは、同じ企業グループのauからモバイル通信回線を借り受けて運営している、格安通信サービスです。

UQmobileでは、初期費用・プラン料金・通信料はもちろん、ユニバーサルサービス料や、貸出品の送料・返却料まで全てをセットにして「完全無料」で試す事ができます(ただしSMSを利用した場合は実費請求)。

貸出品は、SIMのみ希望の場合には指定したサイズのSIMだけですが、端末+SIMセットの希望の場合には、指定した端末にSIMがセットされた状態での貸出となります。

もちろん、充電器などの付属品もセット内容に含まれますが、貸出品は1点の欠けもなく返却しなければなりませんので、返却時にはセット内容の確認が重要です。

Try UQmobileの申込みには、本人名義のクレジットカードが必要です。

期限内の返却がない場合や、破損・紛失等による弁済、SMS利用時の実費通信料などを決済するために、申込み時にクレジットカードを登録します(問題やなければ請求は一切発生しません)。

お試し期間は、UQmobileからの配送日数と、返却時の配送日数を含めて最大15日間です。

このUQ  mobileの「Try UQmobile」は、通常でも提供されている「データ高速プラン」での提供なので、実際のUQ mobileの通信速度や品質などを試す事ができ、さらに、専用アプリを実際にインストールして、データ残量の確認や、高速⇔低速の切換え、さらに低速時の通信状態を自分自身の体験として試す事ができます。

Try UQ mobile利用時の注意点

これだけの、実際の契約に即した内容でお試し制度を提供しているのはUQ mobileだけと言えますが、利用する上での注意点が何点かあります。

 

1. 返却期限や、破損・紛失にはシビア

行き帰りの配送日数も含めて最大15日間のトライアルですが、期限までに返送されなかった場合には、予め登録するクレジットカードから違約金や、実費が決済されますので返送期限には充分な注意が必要です。

 

2. 通話は試せない、SMSは実費

試せるのは「通信」のみで、「通話」や「SMS」はお試し対象になっていません。

 

貸出SIMがデータ専用なので、通話は試したくても試せませんが、au回線はデフォルトでSMS機能が搭載されるため利用する事が可能です。SMSは利用した分だけの実費が事前登録のクレジットカードで決済されます。SMSは無料お試しではないので注意してください。

 

3. 貸出し端末・SIMは在庫次第

Try UQmobile用の端末やSIMは豊富に用意されていますが、申込みのタイミングによっては、使ってみたい端末や、希望のSIMサイズが欠品している場合があります。

更新月などで、試せる時期が決まっている場合には、早めの在庫チェックをお勧めします。

 ⇒UQmobile「Try UQmobile」はこちら:https://www.uqwimax.jp/mobile/beginner/tryuqmobile/

mineoは3キャリア回線選んで無料お試し

mineoは、大手キャリア3社と資本関係のないいわゆる独立系のMVNOで、関西電力系のインターネット会社ケイ・オプティコムが運営する格安通信サービスで、NTTドコモ・au・Softbankの3社全ての回線サービスを提供する、いわゆる「トリプル・キャリア」です。

「mineo無料レンタル」も、3キャリアの回線のいずれかを選んで、最大2週間、データ容量3GBのデータ専用SIMを端末とのセットでお試し利用する事ができます。

貸出期間は、mineoからの発送及び返送期間を含めて最大2週間となります。

「mineo無料レンタル」の利用には、「eoID(イオアイディー)」(ケイ・オプティコムのサービスを利用するためのID)が必要ですが、無料で新規登録する事ができ、もし、お試し利用終了後にmineoを正式に契約する際にも利用する事ができます。

「mineo無料レンタル」では、利用可能なエリアの確認や、通信速度や通信品質を体験的にチェックする事が可能ですが、通話機能は付属しないので、通話のお試し利用はできません。

その他でも利用できないサービスや機能がありますので、事前によく利用条件をよく確認してください。

また、貸出品の破損・故障・紛失などの場合、その対価を請求される場合がありますので、取り扱いには充分注意してください。

mineo無料レンタル利用時の注意点

数少ない無料お試し制度ですが、利用する際には以下の点に注意が必要です。

1. 期間限定のサービスである

「mineo無料レンタル」は期間限定のサービスで、2019年8月30日17時で利用受付が終了します。

mineoの3回線のいずれかを試してみたい場合には、早めに検討される事をお勧めします。

 

2. 利用にはeoID・本人確認書類が必要

「mineo無料レンタル」の申込みとは別途に、「eoID」の申込み・取得が必要です。

若干手間がかかると感じますが、mineoのサービスを利用する際には必ず必要になりますし、有名なmineoのユーザーコミュニケーション「マイネ王」の利用時にも必要です。

また、利用時には「本人確認書類」の提出が必要です。

 ⇒「mineo無料レンタル」はこちら:https://mineo.jp/prepaid/

イオンモバイルはドコモ回線が1週間無料

イオンモバイルは、流通大手のイオンが運営するMVNOで、イオンに店舗があるため家族連れなどに人気の格安通信サービスですが、「イオンモバイル無料貸し出しサービス」という名称で、イオンモバイルの端末・データSIMを1週間無料で貸し出すサービスを実施しています。

イオンモバイルは、ドコモ回線・au回線のサービスを提供していますが、無料お試し可能なのは、ドコモ回線のデータ専用SIMのみで、セットされる端末も1種類(arrows M03)に限定されています。

貸出期間も、上記2社と比べると半分の1週間と短く、貸し出しも実店舗での受け渡しのみ可能です。

イオンモバイル無料貸し出しサービス利用時の注意

「イオンモバイル無料貸し出しサービス」を利用する際には、以下の点にご注意ください。

 

1. 貸出期間は1週間、データSIMのみ端末限定

貸出期間は1週間と短く、端末も最新モデルではありませんし、機種を選んで試す事もできません。

利用できるデータ容量に関する記載はありませんが、データ専用SIMですので、通話やSMSは試す事ができません。

 

2. 利用申込みは実店舗のみ

利用申込みはイオンの店舗でのみ可能となっているため、全国どこからでも利用というのは難しいかもしれません。また、借り出し・返却に2回訪問しなければなりません。

店頭での利用申込み時に、本人確認書類の提示が必要です。

 

⇒「イオンモバイル室生貸し出しサービス」はこちら:https://aeonmobile.jp/plan/lend-free/

無料ではないが、安い料金でお試し可能なMVNO

完全無料でお試しできるのは、現在のところ「UQmobile」と「mineo」のみですが、無料ではないものの、ワンコインなど割安な料金でお試し利用が可能な格安通信サービスがあります。

DTI SIMのお試しはプラン料金が6か月間無料

ドコモ回線を使った格安通信サービスを提供する「DTI SIM」は、6か月間もの長期間に渡って、3GB容量のデータSIM及び、データ+SMSのプラン料金が無料となる「お試しプラン」を提供しています。

完全無料ではない理由は、契約時の初期費用や、ユニバーサルサービス料、SMS利用料などは実費として請求されるためで、3GB×6か月は通常料金では840×6=5,040円ものプラン料金が無料になりますが、初期費用(契約事務手数料3,000円+SIM発行手数料394円+税)が必要なため若干負担額は多めとなります。

また、「お試しプラン」にも通話機能が付加できますが、6か月間は月額790円の割引がありますが、通話プランには「最低利用期間」が設定されますので、6か月の時点で解約すると「契約解除料(9,800円)」が請求されるため、「低コストでの通話SIMのお試し」にはなりません。

⇒DTI SIMの「お試しプラン」はこちら:https://dream.jp/mb/sim/beginner/

NUROmobileのお試しプランは0.2GBが300円から

NUROmobileは、SONY系のインターネットサービス会社「SO-net」が運営するMVNOで、世界最速インターネットサービス「NURO光」と同じ「NURO(ニューロ)」を冠した格安通信サービスです。

NUROmobileにも、有料の「お試しプラン」があり、ドコモ回線・Softbank回線いずれかを選ぶ事ができます。

NUROmobileの「お試しプラン」のデータ容量は0.2GBで、ドコモ回線の場合はデータ専用(月額300円)・データ+SMS(月額450円)・音声通話付き(月額1,000円)、Softbank回線の場合は、データ専用(月額500円)・音声通話付き(月額1,200円)を選択する事ができます。

「お試しプラン」と言っても、特に利用期限の定めはなく、継続的に使用する事も可能ですので、ほとんどデータ通信をしない方で通話SIMを割安に維持したい方向けのSIMとして利用価値があります。

同じような使い方ができる「0sim」もありますが、「お試しプラン」は0.2GBとは言え一定の通信速度での通信が可能です。

また、SMS機能(ドコモ回線)や音声通話機能を加える事も可能ですし、料金半額通話やかけ放題等の通話サービスも利用可能です。

「お試しプラン」という名称の通常プランなので、契約時には初期費用が発生します。

⇒NUROmobileのお試しプランはこちら:http://mobile.nuro.jp/service.html

LINEモバイルは1GB月額500円から3キャリア選択可

LINEモバイルは、コミュニケーション・アプリのLINEが開始したMVNOで、2018年3月にSoftbankに買収され、現在Softbankグループに属する格安通信サービスです。

LINEモバイルの特徴は、「データフリー」と「マルチ・キャリア」です

データフリーは、いわゆるカウントフリーサービスの事で、LINEモバイルでは月額利用料無料で、LINEをはじめとするSNS(Facebook/Twitter/Instagram)の通信が無料となるサービスです。また、マルチ・キャリアとは1社で複数回線の通信サービスを提供する事で、LINEモバイルは、NTTドコモ・au・Softbankのキャリア3社の回線全ての通信サービスを提供しています。

特に「お試しプラン」の用意はありませんが、昨今、徐々に減少している「1GB」容量のプランが月額500円のワンコインで利用できるため、これをお試し的に利用する事ができます。

ただし、2019年5月からデータSIMであっても、契約当月内の解約が不可となったため、お試し利用する際には、2か月目は異なる回線サービスに切り替えて試してみるとよいでしょう。3か月間で、3社の回線全てを試す事も可能です。

⇒LINEモバイル「LINEフリープラン」はこちら:https://mobile.line.me/plan/line-free/

日本通信の「190 Pad SIM」は最少月額190円から

日本通信が提供する「190 Pad SIM」は、月額190円からデータ専用SIMを利用できる「従量課金制」プランで、NTTドコモ回線・Softbank回線が選べ、ドコモ回線ではSMS機能を付加できます。

「従量課金制」とは、毎月のデータ使用量に応じて料金が加算変動する仕組みの料金プランです。

データ使用量が少なければ安い料金で、データ容量を多く使えば所定の料金が請求されるフレキシブルなプランです。

月間のデータ使用量が100MB以下の場合のプラン料金は190円(SMSなしの場合)です。

その後、1GB・3GB・6GB・10GB・15GBと容量ごとに料金がステップアップする仕組みです。

通常の、月間に利用可能なデータ容量に対して料金が固定された支払方法(固定課金制といいます)では、データ量を使っても使わなくても料金は変わりませんが、従量課金制では使った分だけの料金請求となるため、無駄な出費を無くすことができます(ただしデータ量が固定していないのでデータの翌月繰り越しはありません). 

100MBで納めるのは、ほぼ無使用状態と言えますが、1GBでも480円とかなり割安な料金設定ですので、充分、お試し利用という形でも利用可能です。

ただし、LINEモバイルと違って、日本通信の中でドコモとSoftbank回線を切り替える事はできません。

異なる回線を利用したい場合には、別々の契約で利用するしかありません。

⇒日本通信「190 Pad SIM」はこちら:https://www.bmobile.ne.jp/190sim/index.html

日本通信「START SIM」は通話SIMでも最低利用期間がない

通常、音声通話機能付きのSIM(プラン)は最低利用期間が設定されるため、短期間のお試し利用はできないものと相場は決まっていましたが、日本通信が2019年3月にリリースした「Start SIM(スタートシム)」は、通話機能付きなのに「最低利用期間」の設定がなく、契約後いつ解約しても「契約解除料」などの短期解約違約金が発生しません。

このため「Start SIM」は、お試しプランという訳ではありませんが、通話SIMでありながら短期の利用が可能となっており、通話SIMの「一時避難場所」的な利用(※)や、日本通信の通話・通信を実際に試してみるといった用途で利用する事が可能です。

 

※ 例えば、大手キャリアの更新月が終わりそうで乗り換えたいが、希望する乗換え先のキャンペーンを利用したいが、開始されるのが1カ月先…等といった場合に、一旦「Staret SIM」にMNPしておいて、1か月後に再度、希望の通信会社へMNPで乗換えるといった利用方法が考えられます。

しかも、「Start SIM」から他社へ乗り換えずに、日本通信の「990ジャストフィットSIM」に乗り換える際には、「最低利用期間なし」「解約金なし」の条件が引き継がれます。

「Start SIM」は、NTTドコモ回線でのみの提供です。

⇒日本通信の「Start SIM」はこちら:https://www.bmobile.ne.jp/startsim/index.html

 お試し利用可能な格安SIM まとめ

トライアル利用が可能という事は、つまり、「最低利用期間」の定めがなく短期で解約しても解約料等の早期解約違約金を支払わずに済む料金プランで、コスト負担ができるだけ小さい事…です。

今回ご紹介した8サービスは、この条件に当てはまるサービスです。

トライアル、無料お試し制度として用意されている、UQmobile・mineo・イオンモバイルは、スマホ端末とSIMをセットで、あるいは、SIMのみを無料で試す事ができますが、気に入ったからと言っても、そのままSIMを正式契約することはできません。

トライアル品は一旦返却した上で、新たに新規申込、あるいはMNP転入手続きを行う必要があります。一方、通常プランの中から、早期の解約・MNPが可能で、月間のコストが小さいプラン(月額500円見当)をピックアップしてありますので、気に入ったら、そのまま継続利用する事が可能です。

特に、LINEモバイルの場合には、1契約の中で3キャリアの回線を月ごとに切り替える事が可能なので、全ての回線サービスを自ら比較することも可能です。

また「190 Pad SIM」に場合には、最小容量100MB時の料金が190円と破格の安さで、さらに、月ごとに使った分だけの料金請求となる従量課金制のため、無駄なコストを削減する意味でもお勧めのプランです。

DTI SIMの場合は、月額プラン料金は無料でも、初期費用が契約事務手数料3,000円+SIM発行手数料394円が一見割高に見えますが、6か月のトライアルでの月平均の負担額は566円となります。

本来は、全ての通信会社にトライアル制度や、トライアルに利用できるような割安なプランがある事が望ましいのですが、無料でトライアルを提供するのは僅かに3社、月額コスト500円以下で利用できるサービスで、解約制限のないプランでも4~5社しか提供がありません。

限られた格安SIMしか試せませんが、気になるサービスがあれば是非トライアル利用してみては如何でしょう。

 

参考URL:UQ CommunicathionsmineoAEON MOBILEDTInuro mobileLINE MOBILEb-mobile Sb-mobile

画像ULR:UQ CommunicathionsmineoAEON MOBILEDTInuro mobileLINE MOBILEb-mobile Sb-mobile

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