iOS13.5.1での電力消費増は「ミュージック」が原因か

バッテリー消耗が大幅に増加するという症状は、一部のユーザーからの報告で明らかになっています。

これは、iOS13.5.1がインストールされた、新旧のデバイスで報告されている事から端末側の問題ではなく、システム的な問題である可能性があるとみられています。

iPhone純正アプリである「ミュージック」のアプリが、バックグラウンドで動作し続け、通常よりもバッテリーの消耗が激しくなるというユーザーがAppleサポートコミュニティやRadditに報告しています。

ユーザーによって報告された内容では、ミュージックのアプリを使用していない時にも、バッテリー消費状態を確認してみるとバックグラウンドで毎日数時間動作しており、アプリのバッテリー消費量がバッググラウンドの動作だけで全体の95%を占めているという状態だそうです。

このような現象は4月から報告されているようですが、MacRumorsによると、先週のレポートから急激な件数の上昇があり、Appleが最近になってサーバー側で何かを変更した事が原因であるという可能性があります。

MacRumorsによると、ユーザーがこれらの現象を解決する時におこなった手順があるのですが、成功率が低い状態であり必ず直るというものでは無いようです。

・ミュージックのアプリを強制終了してみる

・iPhoneを再起動してみる

・ミュージックアプリを削除して再インストールしてみる

・自動ダウンロードをオフにする（「設定」 > 「ミュージック」 > 自動ダウンロード」）

・バッググラウンドアプリの更新をオフにしてみる（「設定」 > 「一般」 > 「APPのバックグラウンド更新」 > 「ミュージックを無効にする」）

・モバイルデータをオフにする（「設定」 > 「ミュージック」 > 「モバイルデータ通信」）

・ミュージックのライブラリの全てのダウンロードをキャンセルする

このような手順を行っても改善しない可能性がありますが、改善したという報告もありますので試してみる価値はあるかもしれません。

一部のユーザーは、iPhoneから「ミュージック」アプリ自体を削除する事でバッテリー消耗の減少をなくす事ができると報告していますが、そうなると「ミュージック」アプリ自体が使えなくなってしまう事になりますので解決策とは言えないかもしれません。

Appleが調査し、これらの現象を解決してくれる事に期待するしかないのでしょうか。