iOS13.3で通信制限機能が追加

[公開日:2019/11/08]
筆者: 渋谷店

こんにちは。アイフォン修理のダイワンテレコム渋谷店です。iOS13.3ベータ1が開発者向けに公開され、以前より予告されていた通信制限を設ける機能が搭載されたとAppleが発表しました。

 

キッズ携帯の需要

小学校や中学校に携帯を持って行って良いものか、というのは常に議論されている話題です。まだ自分の携帯電話を所有する必要もないのではないか、携帯を持たせるには早すぎて間違った使い方をしてしまう危険があるのでは・・・という意見が多くみられる中、すぐに連絡が取れるよう連絡手段を常に携帯していて欲しいという親御さんの声もあります。そこで使われているのがいわゆる「キッズ携帯」。各キャリア等から様々なタイプのキッズ携帯が販売されており、それぞれニーズに応えた機能が搭載されています。

防水機能や家族との通信はもちろん、普段のルートと違う道に行くと家族の端末へお知らせが来たり、帰宅すると通知が届いたりなど家族が安心できるサービスが搭載された様々なモデルが出ています。

iOS13.3に「通信の制限」が追加

ペアレンタルコントロール機能(子供による携帯電話などの利用を親が監視・制限する機能)の一種で、家族が子供の通信状況について細かく設定できるのが今回追加された「通信の制限」。[設定]→[スクリーンタイム]→[通信の制限]で設定できます。選択としては「設定した連絡先のみ」「全員に連絡を許可する」が選べます。またグループチャットがある場合、グループに加える事を許可するか禁止するかも選べます。

さらに許可したアプリ・電話だけが使用可能になる時間が設定でき、連絡先の編集も許可か禁止かを選ぶことができます。

緊急電話は通常通りかける事ができ、緊急電話をかけてから24時間は通信制限が自動でオフになります。

子供に持たせるにはキッズ携帯?アイフォン?

では、小中学生がもつにはどちらが良いのかそれぞれの利点を考えてみましょう。

 

キッズ携帯に関してはタイプによって機能が大きく違ってくるため、一部のモデルを参考に考えます。

まずキッズ携帯は子供の現在地が分かる機能が強化されていることが特徴です。GPSが搭載されていて今どこにいるのか、公共交通機関を使っているかなどがすぐに分かります。短い物では5分ごとに位置情報を取得する事ができ、文字通り見守る事が出来るんですね。

さらに一定以上離れた時に通知するという機能もあり、より低い年齢の子供に持たせるにはとても良い機能といえます。

ただし、それ以外の機能(一般的なアプリなど)を使う事が出来ないため、不便さがあるということ、あまり長く使い続けられないことが挙げられます。こういったときに問題となるのは子供がその携帯に不満を覚える可能性です。個人的に少なくとも小学生の内は限られた機能のみの携帯で十分だと思うのですが…。

 

次にアイフォンについては、細かい設定により必要最低限の制限をかけられることが利点として挙げられます。アプリの使用時間等も決められるため、キッズ携帯と遜色ないほどの制限をかける事ができますし、使い方の幅広さが魅力的ですよね。さらにアイフォンについては、年齢ごとに徐々に制限を解除する事で長く使えるというのがあります。もう自分でしっかりと判断できるようになったと思ったらかけていた制限を解除し使えるようにする事で、買い替え費用が抑えられます。

ただし、費用に関しては欠点と隣り合わせといえます。キッズ携帯は機能が限られている分価格設定が抑えめになっています。そこに家族割などを適用すればあまり負担にならずに済みます。が、アイフォンですと年齢や家族による割引はきいても一般的なアイフォン・キャリア通信の値段ですから、月々の出費は必然的に高くなってきますよね。

 

以上のことを考えると、より低い年齢のときから持たせたいのであればキッズ携帯を、アイフォンを自由に持たせるにはまだ不安だけれどある程度判断力が点く年齢にはなってきているという場合は通信の制限をかけたアイフォンを選ぶというのが良いのではないでしょうか。

 

子供が携帯電話を持つことに疑問の声は絶えません。やらなければならないことをそっちのけに携帯に夢中になってしまう可能性は確かにあり、使いすぎて携帯取り上げなどをすれば元も子もありません。一人一人の置かれている環境に合った携帯を使えるようにしたいですね。

source:engadget

Photo:engadget

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