車に残されたiPhoneが盗難車奪還のきっかけに

アイオワ州に住むオコナーさんの車が月曜日の夜盗難にあいましたがiPhoneの機能「iPhoneを探す」によって盗まれた車の所在を追跡し見つけ出すことに成功しました。

iPhoneを探すの機能をオンにしておくと万が一iPhoneを紛失してしまった場合にもPCやiPadなどの他のデバイスから自身のiPhoneの位置を探すことが出来ます。

今回盗難の被害にあったオコナーさんは9月に自宅のアパートが火災に遭い、車の中で生活を続けていました。

つまり、ありとあらゆる貴重品が車の中に置いてあったわけですが、そんなある日にオコナーさんは車のキーを挿してエンジンをかけたまま買い物に出かけてしまったのです。

その結果当然のように車は盗まれ、財布やiPhoneなどの貴重品も失うこととなってしまいました。

しかし、その後自身のiPhoneで「iPhoneを探す」機能をオンにしていることを思い出したオコナーさんは友人のiPhoneから位置検索をしてもらうことで車を追跡することにしました。

一度は犯人がiPhoneの電源を切ってしまい捜索は困難かと思われましたが、火曜日に再び電源が入り、車の追跡を再開し地元のアパートに駐車されているところを発見出来たようです。

車内からはオコナーさんの貴重品のすべてが見つかったわけではありませんが、警察は少なくともiPhoneはアパートの中にあるとして調査を進めています。

今回の事件を解決するきっかけとなったiPhoneを探すの機能を警察は「すばらしいテクノロジーだ」と称賛をしていますが、それと同時にオコナーさんに対して「車にエンジンをかけたまま出掛けることは犯罪を助長させてしまう行為だ、もっと貴重品の扱いには慎重になるべき」と反省を促しています。

また、オコナーさんのiPhoneはiOS13より以前の古いiOSだったため、オフライン状態のiPhoneを探すことが出来ませんでしたが、iOS13ではオフライン状態のiPhoneを位置検索することが出来るようになっています。

iPhoneを紛失したときに限らずいざというときに役立ってくれるかもしれない「iPhoneを探す」は「設定」から簡単にオンに切り替えることが可能です。

まだ利用をしていない方は設定を見直してみてはいかがでしょうか？