ゼロレーティングサービスが見直しに

[公開日:2019/12/27]
筆者: 渋谷店

こんにちは

iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店でございます

12月25日に開催された有識者会議にて、総務省がゼロレーティングサービスについて通信業者に見直しを求める方針案をまとめました。

ゼロレーティングサービスとは

今回指摘されたゼロレーティングサービスですが、これはYouTubeを始めとした動画サービスやTwitter、LINEなどのSNSサービスなどを利用する際にデータ通信量をカウントしないサービスです。

つまり使い放題というわけです。

auやSoftbankのような大手キャリやMVNOなどが提供し、人気を得ています。

 

SoftbankではYouTubeや各種SNSを対象としているウルトラギガモンスター+に新しくamazonプライムビデオが追加されています。

 

auではフラットプラン7プラスNで各種SNSサービスのデータ通信を含むゼロレーティングサービスを実施しています。

 

このゼロレーティングサービスに対し、総務省の有識者会議「ネットワーク中立性に関する研究会」が今年の2月に見直しを検討し10月には、10月には専門部会「ゼロレーティングサービスに関するルール検討ワーキンググループ」を設置して年内の取りまとめを目標として検討が進められていました。

公平なサービス提供ではないと指摘

12月25日に行われた会合では、「ゼロレーティングサービスの提供に係る電気通信事業法等の適用に関するガイドライン(案)」が示されました。

 

データ通信量の上限超過後に速度制限を実施する場合はゼロレーティング対象のコンテンツでも一律に制限を実施すること、混雑時やヘビーユーザーに対する帯域制御を行う場合も対象・非対象のサービスを問わず一律で実施することが望ましいとされている。とガイドラインには記載されています。

 

有識者会議はゼロレーティングサービスの提供そのものを禁止してはいませんが、対応を求めています。

 

1:ゼロレーティングサービス提供に伴う通信量増加に対応できるよう通信設備を増強し、ゼロレーティングサービスを利用者の通信品質を維持する

 

2:利用者に、ゼロレーティングの対象サービスと非対象サービスの使用データ量の情報を分かりやすく提供する

 

3:上限データ通信量を超過後の速度制限は、ゼロレーティング対象サービスかどうかにかかわらず、一律に実施する

 

4:ヘビーユーザーへの帯域制御や、ネットワーク混雑時の帯域制御は、ゼロレーティング対象コンテンツかどうかに関係なく、一律に実施する

 

これらはットワーク中立性、公正な競争確保、消費者保護などの観点、特定コンテンツ事業者と対象外の事業者の間で起こる不公平な競争や帯域制限の際の利用者と利用者以外との公平性の観点での問題などかた挙げられています。

 

そもそもネットワークの容量には限りがあります。

規定ラインを超えても使うヘビーユーザーがいるために他のユーザーがネットワークを使えない状況が発生してしまいます。

速度制限は元々全てのユーザーが公平に使えるように設けたものであるのでゼロレーティングサービスにより帯域で制限をかけられてしまうと結局速度制限を設けた意味が分からなくなってしまいます。

 

今回の件は賛否両論のようで、中々難しい問題です。

しかし、来年の2020年には5Gがスタートとするのでこれまでよりも高速かつ大容量のネットワークになります。

もしかすると速度制限がなくなる可能性があるのかもしれないと言われています。

 

もしそうなればみんな公平に扱うことができますよね・・、期待したところです。

 

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