こんにちは。アイフォン修理のダイワンテレコム渋谷店です。
MMD研究所が「2020年1月 スマートフォン決済利用動向調査」を行い、結果を発表しました。調査期間は2019年12月26日~2020年1月5日、調査対象者は18歳~69歳の男女48,208名で、インターネット上で行われました。
対象者に普段利用している支払い方法について聞くと、回答として最も大きい割合を占めたのは「現金」の91.8%でした。これは「最もよく利用する支払い方法」ではなく普段使っている支払い方法を全て答えるという質問だったため、この数字は「現金を使わない」人々の少なさを示しています。もちろんキャッシュレスに手を出す事に躊躇いがある、という人もいると思いますが、未だお店によってはクレジットカードを含めたキャッシュレス決済に対応していないところもあるため、この結果は妥当のようにも思えます。
次に多かったのは「クレジットカード」の73.2%、そこから大きく差をつけて3位が「カード型の交通系電子マネー」の31.4%でした。
とはいえ「現金」のパーセンテージは下がってきており、MMD研究所が昨年7月に行なった調査から「現金」の割合は1.2ポイント減少しています。またスマホ決済は10.8ポイントの増加ということで着実にキャッシュレス決済、特にスマホ決済の普及が進んでいることが分かります。
これからこの数字はどう変化していくでしょうか。上記で述べたように現金を持っていないと困る場面は現在もあり、支払い方法として現金をほとんどの人が使用しなくなるかどうかは店や自動販売機等の対応度合いによって左右されることでしょう。
ではPayPayや楽天ペイなどスマホ決済でよくみられるようになったQRコード決済の認知度を見てみましょう。
QRコード決済に関する回答として最も多かったのは「現在も利用している」の29.3%。そこに「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」の22.8%が続きます。
これをファネル分析(認知から利用に至るまで、どの段階でユーザーが離脱したかを分析する方法)したものが下図です。
この分析において「認知」が91.0%であることから、QRコード決済を一切知らないという人は着実に減っていることがわかります。しかし「内容理解」となると61.7%、さらに「利用経験」は一つ前の図からも分かるように33.6%にとどまりました。
楽天EdyやモバイルSuicaで知られるスマートフォンの非接触決済については普及が進んでいるものの、QRコード決済の認知度、利用状況には届かない結果となりました。
1位となったのは同じく「現在も利用している」の25.2%です。QRコードの29.3%には届かないものの、近い数字を出している以上非接触決済もスマホ決済の一部として浸透していっていることがわかります。
こちらも同様にファネル分析が行われ、「認知」80.3%、「内容理解」56.2%、「利用経験」28.6%という結果になりました。
回答者のうち、QRコードのサービス名を認知している34,041人を対象に既知のサービス名を挙げて貰ったところ、1位は「PayPay」の80.3%でした。テレビCMなどの宣伝だけでなく、ポイント還元や登録の簡易さなどが影響したのかもしれません。次いで「楽天ペイ」、「LINE Pay」、「d払い」となっています。
また更にその中から利用していると回答した14,115人に聞いたところ、利用しているQRコード決済サービスにおいてもトップは「PayPay」となりました。これは「現在利用していないが、利用を検討している」と回答した人々の「利用を検討しているサービス」においてもほとんど同じ結果が出ており、PayPayは他の決済サービスから20ポイント以上の差をつけて一位となっています。
同じ質問が非接触決済においても行われましたが、こちらはいずれの質問においてもトップは「楽天Edy」という結果になっています。
QRコードの利用開始時期についてもアンケートが行われています。これによると、直近の「2019年7月~12月」と答えた人が45.2%の最多となりました。
半年ごとに調べられたこの質問ですが、2018年前半が2.9%、後半が9.0%、2019年前半が20.5%となっており、、各期間の上がり幅は最近になるほど増えています。利用者が増えるごとにその周辺の人々が始めだし、店も着々と対応を進めているこのスピード感がここから見て取れます。
これからキャッシュレス決済は推し進められていきます。今年2月からは郵便局もキャッシュレスに対応すると公表しており、おそらく公的機関も一般店も関係なくスマホ決済が使えるようになっていきます。
「思い立って登録してみたけど、案外使えるところが少ない」…これは筆者の周囲でスマホ決済を利用している複数の人々から聞かれた言葉です。これからスマホ決済の知識が浸透していくことで不安感が取り除かれていき(増える可能性も否定できませんが…)、次の調査ではさらに割合が変化していくことでしょう。
source:iPhonemania
Photo:MMD研究所
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