iPhoneSE2 Apple Store購入がお勧めな理由

[公開日:2020/02/19]
筆者: 渋谷店

画像出展:igeeksblog.com

3月中旬にも発売か?

オリジナルの「iPhone SE」は、旧型モデルのボディに、当時最新だったiPhone 6sに準じる機能・性能を盛り込み、「小さな名機」と称賛される2016年3月に登場した大人気モデルでした。

それ以降、毎年のように「SE後継機」を望む声が上がり、それに対して、「今年こそは発売か?」と、新型iPhone SE 2発売の噂が度々出ては消え、出ては消えの繰り返しでしたが、今年2020年のiPhone SE 2の発売は、かなり信憑性が高く、市場では旧iPhone 8ボディに、現行A13 Bionicをはじめ最新の機能・性能を盛り込んだ新型端末の投入は確実との見方が非尖っています。

噂によれば、新型iPhone SE 2の価格は、64GBで399米ドル(日本円で4万円台中盤)と言われており、昨年までに発売され、価格の引き下げが実施されているどの旧型モデルよりも割安な価格で登場すると言われています。

iPhone SE 2は、2019年11月1日以降、総務省による様々なルールの改編が全て適用される初めての新型機となります。

回線契約を伴う端末販売の値引き額は最大2万円というルールが適用されますが、今回の記事では、通信キャリア各社が打ち出している「36~48回分割+2年目の下取り」を前提とした端末購入プランと、Apple Storeでの端末購入ではどちらがお得なのかを検証してみたいと思います。

iPhone SE 2の販売価格はいくらになるのか

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iPhone SE 2の価格は、噂では64GBモデルで399ドルとされていますが、こればっかりは出て見なければわかりません。

しかし、それでは検証のしようがないので、噂を元に、日本でのAppple Storeでの販売価格を「45.800円」に仮定して、現行モデルの価格の比率を当てはめて、キャリア各社での販売価格を予想し、比較して見る事と致します。

Apple Storeにおける、iPhone SE 2の国内正規版SIMフリー64GBモデルの価格を「45,800円」と仮定した場合、現行のiPhone 11の価格から割り出した通信キャリア各社の販売価格は以下の通りです。

・ 現行iPhone 11の価格(税込) 
Apple Store … 82,280円
NTTドコモ … 87,120円(Apple Storeの価格より約5.9%割高)
Softbank … 89,280円(Apple Storeの価格より約8.5%割高)

・ iPhone SE 2の予想価格(税込)
Apple Store … 50,380円(45,800円と仮定した場合の税込額)
NTTドコモ … 53,350円(Apple Store価格の1.059倍 端数切捨て)
Softbank … 54,660円(Apple Store価格の1.085倍 端数切捨て)

・ iPhone SE 2の予想価格をキャリアの端末購入プログラムで購入した場合の実質負担額
NTTドコモ … 53350円÷36回分割×24回負担=35,568円
Softbank … 54,660円÷48回分割×24回負担=27,312円→36,672円

ただし、Softbankには、端末購入プログラムの利用料金、390円が24か月間課金されますので、9,360円を加えた総負担額は、36,672円となります(NTTドコモにはプログラム利用料はありません)。

・ iPhone SE 2の再販価格の予想


こちらは、2018年発売のiPhone XS 64GB(発売当時価格121,824円 8%税込)を「目立ったキズや汚れなし」の状態とした場合のメルカリによる再販価格の目安ですが、最低でも、68,200円で売れやすいとしており、これは、発売時価格(税込)の約60%に当たります。

この事から、2世代前のiPhoneの再販価格を少し控えめに55%とした場合、iPhone SE 2の再販価格は、50.380円(10%税込)×55%=27,709円となり、購入額-再販価格=実質負担額は27,704円となります。

つまり、通信キャリア2社と、Apple StoreでiPhone SE 2を購入し、2年目終了時点で買取りに出した場合の実質負担額は以下のようになります。

購入場所 SE2予想価格 2年目買取り額 プログラム利用料 実質負担額
NTTドコモ 53,350円 17,782円 - 35,568円
Softbank 54,660円 27,348円 9,360円 36,672円
Apple Store 50,380円 27,709円 - 27,704円

価格は全て税込表示

あくまでも、現行モデルの価格や、フリマアプリでの再販価格を元に予想した金額なので、あまり信憑性が高いとは言えませんが、それでも、こうして見ると、通信キャリアの端末購入プログラムを利用するケースより、Apple Storeで購入し、フリマアプリ等で最大限に高く再販した場合の方が、1万円ほども負担額が少なくなるという結果となりました。

※ ちなみに、「au」の端末シミュレーションが掲載されていない理由は、公式WEB上に、現行機種購入のシミュレーションが提供されておらず、いくらで購入できるのか明確に分からなかったためです。

iPhoneをApple Soreで購入した方が良い理由

さらに、価格以外にもApple Store購入のiPhoneには、通信キャリアの購入プログラム利用にはないメリットがあります。

(1)端末に他社回線で利用できないSIMロックのない「SIMフリー」端末です
通信キャリアで購入した場合、NTTドコモを除き、WEB上から自らSIMロック解除を「無料」で実施する方法がなく、3社とも、キャリアショップでのSIMロック解除には3,000円+税がかかります。
Apple Storeで購入するiPhoneは、特に断りがない限りSIMフリー端末なので、通信キャリア3社はもちろん、全ての格安SIM(MVNO)でもそのまま利用する事ができます。

(2)端末はいつ再販しても、継続利用しても自由です
Apple Storeでの購入の場合には、買取りが前提にはなっておらず、端末利用や再販時期に特に規定や指定がないため、2年以内であっても好きなタイミングで再販する事もできますし、2年以降であってもそのまま使い続ける事も、保管しておく事も可能です。

(3)再販価格が割高です
メルカリやヤフオクなどで再販(個人売買)する場合、キャリア版のiPhoneよりも割高で取引される傾向があります。
キャリア版をSIMロック解除しても、Apple Store購入のSIMフリー版でも、同じSIMロックがかかっていない端末になりのですが、それでも、若干、元々のSIMフリー版の方が割高な傾向があります。

(4)Appleローンのキャンペーンで24回無金利ローンが利用できます
ORICOが提供するAppleローンは、新機種発売に合わせて「無金利ローン」を提供するキャンペーンを実施するのが通例です。最大24回払いまで、分割金利手数料が無料で、税込み端末価格を単純に24回分割した額が月支払額となります。

新型iPhone SE 2の概要を再チェック

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前回、iPhone SE 2に関する噂のまとめ記事をアップしたのは1月でしたので、これまでに追加された噂や、変更になった内容などを盛り込んで、iPhone SE 2の概要についておさらいしてみましょう。

iPhone SE 2の発売時期

新型iPhone SE 2の生産は、すでに本格稼働していると噂されており、発売時期は、2020年3月はどのメディアでも同じ予想です。中盤なのか、終盤なのか…で違いはありますが、いずれにしても、3月半ば以降の発売と見て良さそうです。

iPhone SE 2のストレージと価格

iPhone SE 2は、最小ストレージモデルとして64GB、そして、128GBモデルの発売は確実視されています。

256モデルも出るといった噂もありますが、スポット的な投入で、レギュラー販売モデルではないとも言われています。

価格は、前述の通り、64GBモデルで399米ドルと言われており、日本版は64GBで4万円中盤との見方が濃厚で、本稿では仮に、45,800円と仮定して検証を行いました。

iPhone SE 2の外観・筐体

Phone SE 2の外観は、iPhone 8の筐体を利用するとする噂が主流で、iPhone 8と見た目の大きな違いはないとされていますが、素材に関しては、背面がすりガラスになるとの情報もあります。

iPhone 8ベースだとすれば、当然、ホームボタンを装備しており、ホームボタンの機能として「Touch ID(指紋認証)」が搭載されていても不思議ではありません。

一部に、顔認証も同時に搭載されるとの噂もありますが、SE 2のキャラクターとして、顔認証を搭載する事で価格アップの影響があるなら、搭載しないで欲しいというのが筆者の考えです。

また、「iPhone初の指紋+顔認証のダブル認証」の栄誉は、2020年秋の新型モデル、または、2021年秋の新型モデルに与える方が良いのではないかとも思います。

iPhone SE 2の頭脳・基本性能

搭載されるチップセットは、現行iPhone 11シリーズの「A13 Bionic」と言われています。

オリジナルのSEの時のパターンを踏襲するなら、旧モデルの筐体+発売時点での最新チップという組み合わせが、iPhone SEのアイデンティティとも言えますので、A13 Bionicであるべきと考えます。

基本性能は、A13 Bionicに準じるもので、iPhone 8の筐体を利用する事による物理的な使用不可機能(※)以外は、iPhone 11シリーズに準ずるものと思います。

※ちなみに、オリジナルSEの際には、iPhone 5sの筐体では対応できなかった「3D Touch」が採用されていませんでした。

iPhone SE 2のカメラ

iPhone 8をベースにしているのであれば、シングルカメラが順当なところでしょう。

ただし、iPhone XR等で採用されている、シングルカメラでのポートレートモードは導入されるかもしれません。

4万円中盤の価格で、ポートレートモードが使えるとすれば、かなり人気となりそうです。

iPhone SE 2のiPhone 8譲りの機能

iPhone 8以降のモデルでは当たり前になっている、「ワイヤレス充電」「防水・防塵機能」「Apple Pay(Felica)」等は採用されるはずです。

iPhone 8にあって、現行モデルにもある機能を、わざわざ外す理由がありません。

iPhone SE 2の使い勝手

iPhone SE 2の基本的な動作はiPhone 8に準ずるはずですが、機体のベースとなるiPhone 8発売当時の「A11 Bionic」よりも2世代も新しいチップセット「A13 Bionic」が搭載される事で、処理速度は各段にスピードアップする事は間違いありません。

そうした「より賢い」頭脳を持ったことによる良い影響は、動作の隅々にまで影響するはずですので期待して良いとおもいます。

iPhone SE 2の名称

当初は、iPhone SE 2との予想が主流で、一部に、iPhone 8sもしくはiPhone 9と名付けられる見込みもあるとのことでしたが、ここへ来て、徐々にiPhone 9との記述が増えてきたように思います。

しかし、筆者はこのネーミングには違和感があります。

過去、「5」「6」「7」「8」「X(テン)」等の数字と、「5s」「6s」「XS」等の数字+Sで命名された機種は、全て、発表・発売時点で真新の新規開発機でした。

これに対して、オリジナルのiPhone SEは、既に発売済みのモデルの筐体と、チップセットをはじめとする機能・性能を盛り込んだモデルであって、その時点での新規開発モデルではありませんでした。

2020年3月発売が予想される新型iPhoneが、iPhone 8の筐体に、iPhone 11シリーズのA13 Bionicをはじめとする機能・性能を盛り込んだモデルなのであれば、iPhone 9のネーミングは妥当ではないと感じます。

ホームボタン装備の新型機だからと言って、iPhone 8sもしくはiPhone 9のネーミングは違和感を感じます。

iPhone SE 2のサイズ

オリジナルのiPhone SEには、旧型機の外見なのに最新鋭の機能・性能を備えていること、価格が割安である事の他に、もう1つ重要な要件がありました。

「大きさ」です。

Appleが、オリジナルSEでそれを狙ったかどうかは定かではありませんが、結果として、iPhone 5sの大きさであった事も大きな人気を博した要因でした。

手の小さな女性や、特にアジア人種にとって、手にスッポリと収まり、片手操作も容易なオリジナルSEの大きさは大きなアピールっポイントでした。

後にその小ささと、高性能ぶりを表す「小さな名機」という賞賛が贈られたように、オリジナルSEの小ささは多くのユーザーに歓迎されました。

しかし、今回の新型SEでは、iPhone 8の筐体を利用すると言う事で、ディスプレイは4.7インチと小さいモノの、ボディ全体としては、138.4mm×67.3mmと決して小さいサイズとは言えません。

ちなみに、iPhone XSのサイズは143.6mm×70.9mmで、縦5.2mm、横3.6mmしか変わりません。

残念ながら、新型iPhone SE 2は、オリジナルSEの「小ささ」については継承していないようです。

小さいiPhoneについては、新型iPhone 12の記事をご参照ください。
参考記事:小さな名機iPhone SEは、次期iPhone 12で復活する?

iPhone SE 2は大手キャリアよりApple Store購入がお勧め まとめ

今回は、2020年3月発売が確実視されている、新型iPhone SE 2について、現行機種の価格から、通信キャリアでの販売価格を予想し、Apple Store版との価格を比較してみました。

一見、割安に感じる通信キャリアの端末購入プログラムですが、端末自体の価格設定が若干割高な上、2年後の買取価格が非常に安く見積もられていますし、auとSoftbankの場合には、プログラム利用料金が別途加算されるため、実は思ったより実質負担額は少なくない事がわかります。

自らの手で再販しなければならないので、手間はかかりますが、実質負担額が最も少なかったのは、Apple Store版購入+再販でした。

まだ実際に発売されるかどうかは確定していませんが、もし、発売された場合には雰囲気に誤魔化されずに、じっくりと実質負担額を検討してみてください。

それにしても、新型iPhone SE 2、楽しみですね。
参考URL:
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