2020年には真の廉価版ベゼルレスiPhoneが作れる?

[公開日:2018/12/26]
筆者: 新宿本店

iPhone修理のダイワンテレコム新宿店です。iPhoneの販売不振が日々伝えられていますが、その大きな原因はiPhone XRの不人気でしょう。iPhone XRはなぜ不人気なのでしょうか、売れないのでしょうか。

毎日のように、AppleやiPhoneのネガな話題が報道され、iPhoneファンにとっては気分が晴れない日々が続きますが、中でも、Appleもアナリストも最も台数を稼ぐだろうと見られていたiPhone XRの不振はただならぬものがあるように感じます。

ユーザーの廉価版イメージはiPhone SE

iPhone XRは、フラッグシップモデルであるiPhone XS/XS MAXと同じ「A12Bionic」チップを搭載するなど、性能・機能的には遜色ない最新鋭モデルなのに価格を10万円未満に抑えたので、さあ皆さん買ってください…。

Appleとしては「廉価版」の位置付けでの登場でしたが、ユーザーの多くは「廉価版」として見る事はできなかったようです。iPhone XRの価格は、iPhone Xが登場するまでのフラッグシップ機と同等か、上回る価格なので、それも当然と言えば当然です。ユーザーのイメージする「廉価版iPhone」はどんなモデルでしょうか。

その答えは、iPhone SEの成り立ちを考えてみるとよく分かります。

iPhone SEは、2世代前のiPhone 5sの筐体を再利用する事で開発費を抑え、スマホ本体の性能・機能は、当時の最新鋭モデルであったiPhone 6sに準じた内容を持って登場しました。iPhone SEは、「小さな高級機」「小さな名機」と呼ばれ、新モデル登場のたびに値下げされながら、長期間に渡って多くのユーザーに愛され、エントリーモデルの役割を担ってきました。しかし、2018年の現時点でiPhone SEと同じような廉価版を作る事は事実上不可能です。今後発売するモデルにホームボタンを装備した形状を採用する訳にはゆきませんが、ベゼルレスの最も古い端末はiPhone Xです。つまり、開発費を抑えられるほど古く、現行モデルと全く異なるデザインのベゼルレスの筐体が存在しないわけです。iPhone SEのヒットを元に考えれば、2~3年前の旧モデルの筐体を再利用し、外見にお金をかけずに中身に最新性能・機能を搭載したモデルが作れてこそ、ユーザーのイメージに合致する「廉価版」がつくれるのではないか…と思う次第です。現在のiPhoneラインナップには、新開発の廉価版モデルが存在しません。5万円台に値下げされ、手頃になったiPhone 7は、旧モデルの筐体を流用して新たに開発された廉価版モデルではなく、単に旧モデルが値下げされただけです。今から2~3年後、iPhone XRあるいはXSの筐体を再利用し、2020~2021年の最新モデルの性能・機能を搭載できるようになってこそ、iPhone SE同様の「新開発ベゼルレスタイプの廉価版」が作れるのではないかと思います。もしそんなモデルが600~700ドル程度で登場したら、爆発的に売れるのではないかなと思うのですが、Appleは安いモデルは売らない方針を変える気はないのでしょうか。

今のままでは、エントリークラス~ミドルクラスのユーザーの全てを失ってしまうように思います。

 

画像ULR:Apple

 

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