100億円あげちゃうキャンペーンで大失敗したスマートフォン決済「PayPay」

[公開日:2019/01/07]
筆者: 新宿本店

PayPay狂騒曲は一瞬で終了

iPhone修理のダイワンテレコム新宿店です。

みなさんはPayPay使いましたか?

PayPay祭りとも呼ばれたほど世間を騒がせた「100億円あげちゃうキャンペーン」ですが、想像よりも早く終わってしまいましたね。

僕は特に買いたいものがなかったので使用する前に終わってしまい残念でした。

これほど早く終わってしまったのはおそらく「転売ヤー」と呼ばれる人たちが原因でしょう。

 

転売が蔓延したワケとPayPayの大失敗

PayPayを使って決済をすると最大10%の確率で全額キャッシュバックされ、全額キャッシュバックに当選しなくても確実に20%キャッシュバックされるというキャンペーンでした。

そのため、定価で商品を購入して、定価で商品を転売すると、キャッシュバックの20%分得をするということに。

さらに、確率で全額キャッシュバックなので、より転売がお得になります。

例えば10万円の商品をPayPayで購入すると、手元には10万円の支払い+10万円の商品+キャッシュバック2万円

商品を定価で転売すると、手元には10万円の支払い+転売手数料+10万円の売り上げ+キャッシュバック2万円

10万円の支払いと10万円の売り上げが相殺されて、手元には転売手数料+キャッシュバック2万円

転売手数料がキャッシュバックの2万円よりも低ければその分が儲けになります。

転売に使われるヤフオクやメルカリの取引手数料は10%なので、10万円の商品なら手数料は1万円。

キャッシュバックの2万円から転売手数料1万円を差し引いて、儲けは1万円です。

キャッシュバックには一か月あたりの上限があるため、これを無限に繰り返すことは無理です。

しかし、クレジットカードを複数所持している人であればアカウントを複数作成し、何度もこの転売サイクルを繰り返すことが可能です。

サルでも思いつきそうな簡単な方法でリスクなしに、これほど簡単に儲けが出せるならば、転売が蔓延するのも納得ですよね。

こうして、転売ヤーと呼ばれる人が増え、一般消費者がなにを買おうか迷っているうちに100億円のプールを使い果たしてしまったのです。

その結果、PayPayというスマホ決済が騒がれているというのは知っていても、実際には使ったことがなく、どういうものかわからないという人がほとんどなのです。

今回のキャンペーンはこれから普及するであろうキャッシュレス決済のシェアを早いうちに占有してしまおうという意図で実施されましたが、一般消費者には期待ほど普及しなかったため、大失敗といえるでしょう。

普及を助けるどころか、転売という悪を助長したため、社会的に悪影響を及ぼしています。

 

PayPayの使い方

アプリをインストールし、登録します。

支払い方法はクレジットカード支払い、銀行口座引き落とし、ヤフーマネー支払いから選択できます。

これで準備は完了です。

あとはPayPay支払いに対応した店舗で決済するときに、「PayPayで支払います」と店員に伝え、PayPayアプリでQRコードを読み取り、支払い金額を自分で入力して決済します。

もしくは、PayPayアプリを起動したときに表示されるQRコードを店側に読み取ってもらうだけでも決済することが可能です。

現在対応店舗はそれほど多くはありませんが、政府の後ろ盾でYahoo Japanとソフトバンクが提携して、対応店舗を増やしているので、近いうちにかなりの割合で普及すると予想されています。

Photo:Paypay

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