スマホ修理の技術者認定資格制度創設へ!業界団体が2019年内に実現!

[公開日:2019/01/22]
筆者: 新宿本店

iPhone修理のダイワンテレコム新宿店です。

2019年には中古スマートフォンの流通が拡大し、利用者が増えることを見越した各団体が中古スマートフォンを修理する際に消費者が安心して店舗を選び、修理できるように資格制度を創立するとニュースメディアの読売新聞が報じています。

中古スマートフォンの修理技術者認定者試験を創設する理由

2019年になって、なぜこのような技術者認定資格を創設する動きが出てきたのか、その背景にはスマートフォンの価格高騰が理由かもしれません。

 

2018年に発売されたiPhoneは軒並み10万円を超えてしまい、さらにAndroidスマートフォンも10万円を超えるモデルが登場するようになり、気軽に手を出せる代物ではなくなってしまいました。そうなると高額スマートフォンの売れ行きは下落してしまい、中古スマートフォンを購入する人が増え市場が活性化するというのです。

 

中古スマートフォンは状態の良いモデルを見つけることができれば掘り出し物といえますが、以前に誰かが使っていたため、どこの部分にガタがきているかは見た目ではわかりません。またバッテリーについても、発売されてから1年以内のスマートフォンであれば、それほど心配する必要はないかもしれませんが、発売から数年が経過しているようなモデルの場合はバッテリーの劣化が気になってしまうでしょう。

 

そんな時に気軽に修理ができる店舗があったとしても、店舗ごとに設定されている修理代金の違いやスタッフの修理技術に大きな差があり、トラブルを招いていたのが現状です。ですが携帯端末登録修理協議会の設ける資格制度ができれば、修理を依頼する方もしっかりとした技術を持っている店舗を選ぶ事ができるので安心して修理に出すことができるようになるでしょう。

 

そうなれば中古スマートフォンを購入しても、故障時の心配をする必要がなくなります。おそらく破損具合によってはメーカーでの修理が必要になってきてしまうケースもあるかもしれませんが、バッテリー交換やディスプレの破損はすぐ修理できるようになっていた方が安心して利用できますよね。

 

実は団体ごとに個別に資格制度はあったのですが、複数の業界で統一した資格制度はまだ用意されていませんでした。

 

どうしてスマートフォンが高額になるのか

2018年に発売されたハイエンドスマートフォンの多くが10万円を超える価格となり、iPhoneについてはiPhone XS/XS Maxが14万円以上、SamsungのフラグシップモデルであるGalaxy S9なども、10万円を超えるモデルとなってしまいました。

10万円を超えてしまうようなiPhoneやスマートフォンでも、携帯電話会社が行っている割引サービスがあると実際の負担金額はそのスマートフォンを販売価格で購入したときより3割から4割ぐらい安く購入することができます。しかし、総務省はこの販売方法が携帯電話の月額利用料金の価格を下げようとした時の妨げになっていると指摘、スマートフォン代の割引サービスを廃止するようにガイドラインの改正を行うことを発表しています。

 

これがスマートフォンの価格を、今以上に高騰させる原因になるといわれています。すでに携帯電話会社ではスマートフォン代の割引サービスを廃止した分離プランの提供を始めていますが、未だ基本プランの価格改定はされていません。

 

2018年最後の方でauが基本料金の改訂を行うことを公式に発表し、すでに料金が改定された価格でホームページに掲載されていますが、思っていたほどの割引になっていないと思う人もいるのではないでしょうか。実際に通話プランについては、カケホ(通話し放題)が2,700円から2,200円に、スーパーカケホ(5分間通話無料)は1,700円から1,200円となりました。しかしデータ通信プランに関しては、割引キャンペーンの適用でスタート時期は割と安く利用できるのですが、キャンペーンの適用期間が終了すると1,000円以上が加算されるようになっています。

 

キャンペーンの割引額の方がスマートフォンに適用されていた割引額の方が高いため、キャンペーンが終了したときには実質的に値上げと受け取られてしまうでしょう。

 

今後の携帯電話会社の活動に影

基本料金が安くなるのは利用者にとっては嬉しいことかもしれませんが、それなら格安SIMサービスを利用すればよいのではないでしょうか。携帯電話会社が提供する基本プランがいくら安くなったとしても、格安SIMサービスと同じ月額料金でのサービス提供は難しいでしょう。

 

さらに追い打ちをかけるように48回払いといった割賦回数の多い支払い方法は、縛り期間が長くなるという理由から法律を整備して禁止とすることも総務省から発表されています。こうなるとiPhone XS/XS Maxのような高額なスマートフォンを購入した場合、24回払での支払いが基本となってしまうため、スマートフォン代が毎月6,000~8,000円近い価格となってしまいます。このスマートフォン代に携帯電話会社の月額基本料金を加算すれば、毎月の負担は増えるばかりです。

 

これならば中古スマートフォンの動きが激しくなる理由は納得できるかもしれませんね。月額料金とスマートフォン代を統合すると、かなりの値上げになってしまう感が否めません。2019年のスマートフォン業界はいったいどうなってしまうのでしょうか。

source:iphone-mania

source:iphone-mania

Photo:Apple

Photo:ifixit

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