ついついやってしまうスマートフォンの「ながら充電」。
バッテリー消費の早いゲームアプリや動画視聴をすると、すぐにバッテリーがなくなってしまうため、スマホを充電しながら使用してしまう人も少なくないはずです。
実はこの「ながら充電」は、スマホのバッテリー寿命を縮める原因になってしまう可能性があります。
フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)やスマートフォン(iPhoneやAndroid)では、バッテリーに「リチウムイオン電池」が使われています。
リチウムイオン電池は、リチウムイオンが電池内を行き来して電気を発生させる仕組みとなっています。
リチウムイオン電池は、継ぎ足し充電に耐性があるという特性を持っています。
継ぎ足し充電とは、バッテリーの残量が残っている状態で充電を繰り返すことです。
一般的にバッテリーは満充電をして、それを使い切るというサイクルをしないと寿命が著しく短くなるという特徴がありますが、リチウムイオン電池はこれに対して耐性を持っています。
そのため、日常的に継続して使い続けられるスマホやラップトップPCのバッテリーには、リチウムイオン電池が搭載されることが一般的です。
しかし、便利な特性の反面で、安全に利用するためには様々な対策が必要になるため、他のバッテリーよりも少々高価になるというデメリットも存在します。
具体的な価格差でいうと、2~3倍高価だと言われています。
高価なリチウムイオン電池の交換をするには、普通のバッテリーよりも費用がかかってしまうので、なるべく長持ちさせたいですね。
では、リチウムイオン電池を長持ちさせるには、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。
継ぎ足し充電には耐性のあるリチウムイオン電池ですが、発熱には弱いという特徴があります。
最初に述べたように、充電中にアプリを使用すると、普段よりも発熱しやすくなり、バッテリーにかなりの負荷を与えてしまう可能性があります。
特に、グラフィック性能を要求するような重いゲームアプリや、高画質での動画視聴、高画質の画像編集などが発熱を引き起こしやすいです。
短時間の発熱であればそれほど悪影響はないのですが、充電しながら長時間発熱し続けると、リチウムイオン電池の劣化を急速に早めることになります。
リチウムイオン電池に限らず、ほとんどのバッテリーで、充電が頻繁だと寿命を縮めてしまいます。
多くのスマートフォンやラップトップPCには、充電サイクル回数のカウント機能がついており、設定アプリなどから確認することが可能です。
製品によっては耐充電回数が取扱説明書などに記載されているので確認しておくといいでしょう。
充電回数を減らすには、バッテリーを節約する、出来るだけ充電が切れてから充電するなどの対策があります。
充電が100%になっても、充電プラグを外さずに放置すると発熱の原因となるため、満充電後はできるだけ早く充電器を抜くようにしましょう。
意外とやっている人が多い「ながら充電」や満充電後の充電器さしっぱなし。
意識してやめることで、スマートフォンの寿命を伸ばすことが可能です。
ぜひ実践して、スマホのバッテリーを長持ちさせてください。
新宿本店
160-0022
東京都新宿区新宿3丁目35−6アウンビル 5F
0120-882-463