液晶内にTouch IDシステムをAppleが導入するかも？

台湾のタッチスクリーンメーカーとAppleが来週にも2020年発表のiPhoneについて協議を行うと報じられています。

ディスプレイ内にTouch IDセンサーを組み込む技術に関するものとされ、2020年発表のiPhoneにディスプレイ内Touch IDが搭載される可能性が示唆されています。

台湾のタッチスクリーンメーカー「GIS」では、クアルコムが開発した超音波指紋センサーに必要なコンポーネントを供給しています。このGISが来週Appleと2020年に発表されるiPhoneの仕様について協議を行うと報じられています。

両社の協議ではディスプレイ内にTouch IDのセンサーを組み込むことの可否やその課題などが議題になると予想されており、協議の結果次第では次期iPhoneからTouch IDが復活する可能性があります。

iPhoneXから採用されたFace IDはメリットが多い反面、従来のTouch IDにはなかった不便さもあります。

例えば花粉症や風邪をひいた時など、マスクを着用する人は多いと思いますが、この時マスクをずらさないとFace IDでのロック解除はできません。マスクをつける機会の多い人にとって、Face IDは不便な認証システムなのは事実です。

Face IDはTrueDepthカメラにより、顔の数学的モデルも含めて暗号化されております。そのため、無作為に選ばれた他人がiPhone Xを見て、Face IDで本体のロックを解除できてしまう確率は100万分の1で、Touch IDの5万分の1よりも認証精度が高いとしています。

出力紙や2Dのデジタル写真には映らない深度の情報に照らして照合するため、写真でのロック解除はできません。

先進のニューラルネットワーク利用により、マスクなどによるなりすましにもだまされないとしています。また注意知覚機能を持つため、意識してiPhone Xを見ていない限りロック解除できず、寝顔でのロック解除はできないです。

Touch IDの最大のメリットは、指紋という変える事のできないという、確実な本人確認で簡単にID認証を行える事です。iPhone本体のロック解除、App Store・iTunes Storeでの決済も可能です。

ホームボタンにTouch IDで設定した指を重ねればOK。しかも偽造しにくいことから、セキュリティの高さにも納得といったところでしょうか。
iPhone6S以降は指紋認証の性能があがるなどiPhoneX以降のFace ID認証に慣れない方はiPhone8などで過ごしている方も多くみられます。

しかしながら、手袋装着時には機能しないなど、センサーがしっかりしているための弊害もあります。

またiPhone7以降では指紋認証システムが変更となったこともあり、わたくしたちのような修理業者としては指紋認証システム（ホームボタン）のフレキには細心の注意を払いながら修理しております。

既に記述したとおり、液晶指紋認証システムはAndroidの一部機種にて搭載されている状況です。

またAppleから発売されているX以降の有機EL（OLED）液晶はSamsungが供給していること、更にSamsungが発売しているGalaxy S10に液晶指紋認証システムを採用していることから、このシステムを採用するのは容易なのではと考えています。

ですが、サムスンの液晶指紋認証システムは保護シートを挟むだけで突破できてしまう不具合を抱えているのも事実です。

まだまだ未熟な面もあることから、今後の認証システムはFaceIDを第一として、サブとして液晶認証システムを導入するのではと思います。