iOS13.5正式版リリース 接触検知アプリの日本対応は6月中か

[公開日:2020/05/21]
筆者: 梅田店

iPhone修理・iPad修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。

 

現地時間5月21日、iOS13.5およびiPad OS13.5の正式版がリリースされました。

iOS13.5では、AppleとGoogleが共同開発を行う新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の濃厚接触者を検知・追跡するアプリに対応するAPIマスク着用を検知してFace IDをスキップする機能などが追加されています。

その他にもAppleの提供するビデオ通話アプリ「FaceTime」の仕様改善などがされており、世界中で流行するCOVID-19を強く意識したアップデート内容となっています。

iPad OS13.5は、接触追跡機能のAPIが含まれていないこと以外はiOS13.5と同じ内容になります。

 

 

iOS13.5、Apple、Google共同開発の新型コロナ対策ソフトウェアが搭載

以前にAppleとGoogleが発表した、新型コロナウイルス感染症拡大防止に寄与する共同開発のAPIがiOS13.5から搭載されます。

このAPIはBluetooth機能を使用して「濃厚接触」を検知し、追跡を行うためのアプリケーションに利用されます。

この機能ではユーザーのプライバシー保護に重点が置かれており、Bluetoothでの検知に使用するランダムなIDを数十分おきに更新し、ユーザーの位置情報に関する情報などは通信に用いられることはありません

このAPIを使用した接触追跡アプリケーションは各国の公共保健機関などが提供を行います。

 

日本での新型コロナ接触追跡アプリ導入は6月中を予定

日本国内では現在、AppleとGoogleが提供するAPIを利用した接触追跡のアプリケーションは存在しておらず、iOS上では「この地域では使用できません」という案内が表示されています。

現在では一般法人コード・フォー・ジャパンが開発していた接触追跡アプリを引き継ぐ形で厚生労働省主体でのアプリ開発が進められており、6月中のリリースを目指すとしています。

 

マスク着用を自動検知、Face IDをスキップする機能が追加

iOS13.5にはマスクの着用を自動的に検知し、Face IDの認証画面をスキップする機能が搭載されています。

画面ロックの解除を含め、その他Face IDを用いるすべての認証でこの機能は適用されます。

 

新型コロナウイルス感染症の影響でマスクの着用がほぼ必須となっていますが、iPhoneではFace IDの精度・セキュリティ性の高さから「マスクを着けているとFace ID(顔認証)が使えない」という声が多く挙がっていました。

 

iOS13.5で搭載されるFace IDのスキップ機能では、マスクを着用しているとそれを自動的に検知し、Face IDの受付画面をスキップすることができます。

例えばロック画面ではバー(Home Indicator)をスワイプすると「Face ID」の表示が現れてからパスコード入力画面になりますが、マスクを着用しているとバーをスワイプした時点で直ちにパスコード入力画面に遷移します。

 

こちらはiPhoneのスリープ解除が数秒早くなる程度の改善ですが、普段からiPhoneを頻繁に扱うユーザーには嬉しい機能となります。

 

FaceTimeでグループ通話中にユーザーの顔を固定化する設定が追加

iOS13.5にはAppleが提供するビデオ通話アプリFaceTimeの機能改善も含まれています。

FaceTimeでは複数人でのグループ通話中に、通話に参加している人の顔がタイル状に表示されます。そして、音声が流れている(話している)人のタイルが大きく表示され、話していない人のタイルは小さく表示されます。

 

iOS13.5では、人の顔が表示されたタイルの大きさを自動で変更しないようにする設定が追加されています。

顔が表示されたタイルの位置を固定化することで、会議などでFaceTimeを活用しやすくなることが期待できます。

 

以下はiOS13.5のリリースノートです。

iOS13.5では、マスク着用時にFace ID搭載デバイスのパスコードフィールドに素早くアクセスできるようになります。また、公的保健機関から提供される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触追跡Appに対応する接触通知APIが導入されます。このアップデートにはさらに、グループFaceTime通話のビデオタイルを自動的に目立たせる機能を制御できるオプションが追加され、バグ修正およびその他の改善も含まれています。

Face IDとパスコード

・Face ID搭載デバイスでのマスク着用時のロック解除操作を簡略化

・マスク着用時にロック画面の下端から上にスワイプすると、パスコードフィールドが自動的に表示

・App Store、Apple Books、Apple Pay、iTunesや、Face IDでのサインインに対応するその他Appでの認証時にも使用可能

 

接触通知

・公的保健機関から提供される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触追跡Appに対応する接触通知API

 

FaceTime

・グループFaceTime通話で参加者が話しているときにビデオタイルのサイズが変更されないように、自動的に目立たせる機能を制御できるオプション

 

このアップデートにはバグ修正およびその他の改善も含まれています。

・一部のWebサイトからストリーミングビデオを再生しようとしたときに黒い画面が表示されることがある問題を修正共有シートでおすすめやアクションが読み込まれないことがある問題に対処

Photo:App Store

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