米クアルコム、iPhone 12の発売遅れは「わずか」と示唆

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米クアルコムの2020年第3四半期決算報告の場において、同社は次世代5G iPhoneの発売が遅れる可能性について示唆しました。

クアルコムはアップルの次世代iPhone向けに5Gモデムなどを供給すると見られています。

iPhone 12の発売は例年より「わずか」に遅れる可能性

クアルコムのCFO（最高財務責任者）であるアカシュ・パルキワラ氏は米Reutersのインタビューにおいて、第4四半期の収益見通しに関して「主力となる5Gスマートフォン発売の遅れにより、部分的な影響を受ける可能性がある。」と述べました。

また、発売の遅れは「わずか」であり、9月四半期（7月～9月）から12月四半期（10月～12月）に遅れる程度だと語っています。

『主力となる5Gスマートフォン』の詳細は明言されませんでしたが、「9月に発売される5Gスマートフォン」の発売が遅れることから、『主力となる5Gスマートフォン』はアップルの次世代iPhoneのことだと考えられます。

『iPhone 12シリーズの発売遅れ』は定説も、詳細は未だ見えず

5Gに対応した次世代iPhoneである「iPhone 12」は、新型コロナの影響により認証フェーズや量産の開始が遅れており、発売日が例年より遅くなるというのは様々なメディアやアナリストが伝えています。

しかしながら、「どれほどの遅れになるか」という点については各メディアで情報が分かれており、10月、あるいは11月まで遅れるという説のほかにこれまで通り9月に発売されるだろう、という予想も上がっています。

2017年にはiPhone 8、iPhone Xを9月に発表し、iPhone 8は9月中に発売したもののiPhone Xは11月まで発売がずれ込んだ例や、2018年には9月にiPhone XS、XS Max、XRを発表したものの、iPhone XRのみ10月発売となった例があります。

2020年発売となる「iPhone 12シリーズ」においても9月に発表し10～11月に発売する可能性、または一部モデルのみ遅れる…といったことも十分あり得ます。

さらに、一部リーカーが伝えた情報として「iPhone 12シリーズは5Gに対応するモデルのほかに、5G非対応の低価格モデルが用意される。」という説もあります。

もし5G対応モデルと非対応モデルが登場するのであれば、これらの発売日も別々になるということも考えられますね。

iPhone 12シリーズは全4モデル、3サイズで登場か

iPhone 12シリーズは、以下の4モデルが発売すると見られています。

・iPhone 12（5.4インチ）

・iPhone 12（6.1インチ）

・iPhone 12 Pro（6.1インチ）

・iPhone 12 Pro Max（6.7インチ）

このうち最小モデルとなる5.4インチのスタンダードモデルは、初代iPhone SEとiPhone 8の中間ほどのサイズ感になると見られており、注目を集めています。