2020年4月〜6月期、スマホの平均販売価格は10%増

[公開日:2020/09/27]
筆者: 梅田店

 

 

2020年第2四半期(4月〜6月)の全世界のスマホの出荷台数は、対前年同期比で23%減となり、それにともないスマホ市場の収益も15%減少しました。しかしながら、スマホの平均販売価格(ASP)10%増となった、と調査会社Counterpoint Researchが調査結果を報告しています。

 

プレミアム価格帯の端末は出荷台数8%減にとどまる

 

地域ごとのスマホの平均販売価格の推移を見ると、南アメリカを除く全地域で価格上昇がみられたことがわかります。

 

  

中国のスマホの平均販売価格は310ドルと、前年同期と比べて13%増となりました。ASPが最も高かったのは北アメリカで、前年同期比で7%増の471ドルとなりました。

 

スマホのASP上昇の背景には、プレミアム価格デバイスの人気があるとの見方です。全価格帯のスマホの出荷台数は2020年4月〜6月期に23%減となりましたが、プレミアム端末は8%減少するにとどまり、パンデミック禍で強さを発揮しました。

 

この傾向はAppleの売上にあらわれており、同四半期に同社の出荷台数は3%増、収益は2%増となりました。

 

5Gデバイスの売上はスマホ市場の20%に到達

 

スマホの平均販売価格の上昇には、5G対応デバイスの出荷が増えたことにも関係している、とCounterpointは見ています。5G対応機は全世界のスマホ出荷台数の10%を占めるにとどまりましたが、収益では20%を占めるにいたりました。多くの5G対応端末はプレミアム価格帯であるためです。

 

5G対応デバイスの売上のほとんどは中国からきており、全世界での売上の72%を占めました。これらのデバイスの多くはHuawei製であったとのことです。

 

Appleはスマホ市場の出荷収益シェアの3分の1以上を獲得

 

2020年第2四半期、Appleは全世界のスマホ市場でトップとなる34%の出荷収益シェアを獲得しました。

 

  

2位のHuaweiは出荷収益シェア20%を占め、出荷台数と収益の両面において初めてSamsungに勝りましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の経済的影響から早期に回復し始めた中国での売上が関係しており、その他の地域が回復するに従って優位な位置は失われるだろう、とCounterpointはコメントしています。

 

 

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