iPhone修理・iPad修理のダイワンテレコム梅田店です。
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iPhoneシリーズで初めて5Gに対応し、2020年後半に発売された「iPhone 12シリーズ」は、モデル全体で見れば売上は好調といえます。
しかしながら、最もコンパクトかつ安価なモデル「iPhone 12 mini」のみ売上が低迷しており、この結果について米調査会社は「Appleを失望させただろう」とコメントしています。
米調査会社ConsumerIntelligence Research Partners(CIRP)は、昨年10月~11月におけるiPhoneシリーズの売上調査結果レポートを公開しました。
レポートによると、iPhone 12シリーズは10月~11月の期間に売り上げたiPhoneの76%を占める結果となっています。
CIRPはiPhone 11シリーズが発売された2019年にも10月~12月の期間で同様のレポートを公開しており、iPhone 11シリーズは69%の売上に留まった結果が出ています
集計期間が異なることから単純比較はできませんが、iPhone 12シリーズは比較的成功したiPhoneになったといえます。
とはいえあくまで同社の調査による結果であり、AppleはiPhoneの販売台数のデータを公表していないため、推定値であることに注意が必要です。
さて、全体の76%を占めたiPhone 12シリーズの売上ですが、各モデルの販売割合を見ていきます。
最も売れているiPhone 12は、全体の30%弱を占めていることがわかります。
続いてiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxの売上は、どちらも20%ほどとなっています。
CIRPによると、iPhone 11シリーズよりもiPhone 12シリーズのほうが「Pro」「Pro Max」が売れている傾向にあるといいます。iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxは標準モデルにはない3DセンサーであるLiDARスキャナを搭載しており、このことが売上に貢献したのかもしれません。
一方で、iPhone 12 miniは総売上高の6%しか売れていないと推定されており、Proシリーズとは真逆の結果となりました。
iPhone 12 miniは5.4インチと小型で、さらにiPhone 12シリーズでは最も安価なモデルとなっています。
CIRPパートナーであり共同創設者のMike Levin氏は、「値下げされ499ドルとなったiPhone XR、同じく599ドルのiPhone 11にユーザーが流れたのではないか」と推測しています。
グラフでは、iPhone 12 miniはiPhone 11やiPhone SE(第2世代)と販売台数が拮抗しており、新型iPhoneの1モデルとしては売上が低迷していると言わざるを得ません。
日本国内においてはiPhone 5sやiPhone SE(初代)などの手のひらサイズのコンパクトiPhone人気は根強く、それらの系譜ともいえるiPhone 12 miniには注目が集まっていました。
しかしながら、海外においては著名アナリストMing-Chi Kuo氏の「iPhone 12 miniは最も安価だが、画面が小さくてユーザーにアピールできない」という予想が的を得てしまったようです。
画面の小ささは人によってメリットにもデメリットにもなり得るため、Appleからしても需要を読みづらいという印象です。
また、iPhone 12 miniはiPhone 12シリーズの中でも一際バッテリー容量が少なく、稼働時間の短さも足を引っ張る要因となっているのかもしれません。
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