本体の大きさが年々大きくなるiPhoneの中でも画面サイズが小さく手頃な価格で入手できたiPhone SEでしたが、2018年9月に行われたイベント後からApple公式サイトから姿を消してしまったことで、生産終了となったことを知ったのでした。
片手で操作ができて小さいサイズのiPhoneがいなくなったわけですが、そこを狙ったコンセプトデザインが登場しました。それがiPhone X miniです。
公開されたiPhone X miniのコンセプトデザインはiPhone XS Maxよりも40%小さくなったモデルで、このサイズ感であれば片手ですべての角に親指が届くだろうと考えて作り上げたデザインとなっています。
他にもiPhone X miniを考えたデザイナーのキムさんは、子供がPlusサイズのiPhoneを使って電話をしているのを見かけたときと、高齢者がスクリーン上部の操作に苦労をしているのを見かけた時に思いついたと語っています。
でも実際に利用者が求めているサイズは、このような小型のiPhoneなのかもしれません。
販売が終了となったiPhone SEはiPhone5sと同じ大きさで、性能だけをiPhone6sと同等にまでアップデートされたモデルでした。iPhone SEが発表されたイベントでも2015年には4インチのiPhoneが3,000万台を超える勢いで売れ続けていることを発表しています。
利用者の中には未だにiPhone5sを利用している人も多く、4インチサイズのiPhoneは根強い人気を持っています。そこにもし今回のコンセプトデザインであるiPhone X miniが登場した場合、十分なインパクトを与えるでしょう。しかも小型化したからとはいえ、そのスペックはiPhone XのようにFace IDを搭載したハイスペックなモデルとなっているようです。
2018年のiPhoneは販売不振と伝えられていて、iPhone8の売れ行きやiPhone Xの再販などが話題となっていますが、その突破口となるのがiPhone SEの復活ではないかと考えています。
同じようにAppleがiPhone SEの生産を終了したことが、Apple不振のきっかけを作ったのではないかという見解を米Forbesが示しています。iPhone SEは完璧なモデルとはいえませんでしたが、販売価格といいそのサイズ感といい新規ユーザも昔から使っているユーザも虜にするようなモデルだったといえるでしょう。
Appleは窮地に立たされるとなりふり構わず、ユーザが求めているものを発売する傾向があるのかもしれません。
それを証明したのがMacBook Airです。
2018年に登場したMacBook Airは、RetinaディスプレイやTouch IDを搭載した、ユーザが欲しいと思っていた形で帰ってきたのです。この流れが2019年にあるとすれば、今回のコンセプトデザインiPhone X miniやiPhone SE2の登場は十分にありえるかもしれません。
2019年のAppleはどのような動きを見せるのか、ちょっとまだ時期が速いかもしれませんが情報を集めていきたいと思います。
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