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「100億円あげちゃうキャンペーン」で世間を騒がせたYahoo JapanとSoftbankが提携したスマートフォン決済「PayPay」。
このキャンペーンは予定の3月末よりもかなり早い12月中旬で終了しました。
キャンペーン終了後、PayPayを使う人は急速に減り、宣伝は失敗に終わったように思えましたが、最近になって再び話題になっていることがあります。
PayPayをつかったことがないのに、クレジットカードの利用履歴にPayPayで支払った履歴があるとの報告がチラホラでているのです。
いったいなぜなのでしょうか。
これはPayPayのセキュリティに問題があった為です。
普通、クレジットカードにはセキュリティーコードという3桁の数字が印字されています。
これは、クレジットカードの番号だけでは支払いが完了できないようにするためのものです。
PayPayアプリにクレジットカードを登録するときにも、この3桁の数字が必要になるのですが、なんと、この数字を何度でも打ち直しできるように設定されていたのです。
3桁ですから000~999までの1000通りしかありません。
1000通りくらいなら時間をかければいくらでも見つけることができます。
こうして、クレジットカードを本人以外が不正に利用するということが起きてしまいました。
セキュリティー以外にも課題が残されています。
日本人は先進国の中でもほぼ最下位というレベルでキャッシュレス化が遅れています。
今回のキャンペーンでスマートフォン決済という方法があるということは十分に知れ渡ったでしょうが、それが利用に結びついているかというと微妙なところです。
アプリを起動して自分で金額を入力したりするなど、手順が他のキャッシュレス決済に比べて多いのも弱点です。
しかし、中国のように、QRコードを読み取った瞬間に支払いが完了してしまう方式をとると、QRコード詐欺というものが蔓延するのは明らかなので、この利便性と安全性のバランスをうまくとる必要があります。
source:Engadget
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